関西ペ、非開示だった今期経常は40％減益、未定だった配当は30円実施

　関西ペイント <4613> が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比45.3％減の52億円に落ち込んだ。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比39.8％減の210億円に落ち込む見通しを示した。

　同時に、従来未定としていた今期の上期配当を15円(前年同期は15円)実施するとし、従来未定としていた下期配当も15円実施する方針とした。年間配当は30円となる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の7.8％→4.9％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、合理的な業績予想の算定が困難であったことから未定としておりました。　同感染症拡大の影響は続いており、主に自動車・建設機械向け塗料における国内外の販売が大幅に減少する見込みでありますが、足元では経済活動も徐々に再開していることから、2020年の後半から収束に向かうとの想定のもと、最近の動向および現時点において入手可能な情報から通期業績予想を策定し公表いたします。

　　当社の配当方針は、企業体質の強化を通じて収益力の向上を図り、株主の皆様に対し配当を安定的・継続的に実施することを基本としております。新型コロナウイルス感染症の影響により、業績予想の合理的な算定が困難であったため未定としておりましたが、今回の業績予想も踏まえた結果、上記のとおり配当予想を公表いたします。※ 注意事項　上記に記載しました予想数値は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しております。実際の業績は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。