メドレックス、今期最終を赤字拡大に下方修正、対純資産で61％の赤字

　メドレックス <4586> [東証Ｇ] が12月27日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年12月期の連結最終損益を従来予想の8.9億円の赤字→11.9億円の赤字(前期は10.5億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を61.3％毀損する規模となった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終損益も従来予想の5.1億円の赤字→8.1億円の赤字(前年同期は5.8億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　業績予想として、CPN-101（MRX-4TZT）のライセンス先であるCipla Technologies, LLC（以下「Cipla Tech」）との契約で定められている開発マイルストン収入200万ドルを計上しておりましたが、Cipla Techとの間で今後の開発の進め方について現在も協議を続けています。１日でも早く開発再開することで本パイプラインの価値向上を図りたい当社グループとして、当社グループが臨床第２相試験費用の一部又は全部を負担することを本線として協議を進めていますが、現時点において、臨床第２相試験開始に関連したマイルストン条項の達成は本年中には見込めないと判断し、売上高の修正を行ったものです。売上高の減少に伴い、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益はそれぞれ同額だけ損失が拡大いたします。（注）業績予想につきましては、本資料の発表日現在で入手可能な情報に基づき算出したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。