インド中央銀行は16ヶ月ぶりの水準となるインフレの更なる加速を抑制するため、次回4/20予定の金融政策決定会合を待たずして08年7月以降で初めてとなる政策金利引き上げを実施した。
インド中銀の声明によれば、リバースレポ金利を過去最低の3.25％から3.50％に、レポ金利を4.75％から5.0％にそれぞれ0.25％ポイント引き上げた。政府高官から現在のインフレを懸念する発言は聞かれていたが、次回会合前の利上げ実施を予想していた向きは少なかったため、市場ではサプライズとなっている。
インド中銀の利上げを受け、同国の成長ペース鈍化による商品需要の落ち込みが懸念されて商品相場が軒並み下落。3/18から市場で話題となっている連銀の公定歩合引き上げが近日中に実施されるとの思惑、次は中国やブラジルも利上げを決めるとの見方が強まることで、株式の売り圧力となっている。
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