沢井薬など後発医薬品メーカーが軒並み高、後発薬の増産投資報道を材料視

　沢井製薬<4555.T>が買われ４月２８日以来の７０００円大台回復となったほか、東和薬品<4553.T>が急反発、富士製薬工業<4554.T>、日医工<4541.T>なども上値追いと、後発医薬品メーカーが軒並み高となっている。安倍政権では医療費削減に向けた取り組みとして後発医薬品の普及を促進させる方針にある。米国では後発医薬品のシェアが約９割、ドイツなど欧州でも約８割を占めており、同５割を切っている日本において後発医薬品の普及に向けた伸びしろは大きい。２２日付の日本経済新聞では後発医薬品メーカーが国内市場の拡大に合わせ、生産能力を増強する方向にあることを報じており、「国内最大手の沢井製薬は３年で約４４０億円を投じ、生産能力を５割以上増やす。東和薬品も約５５０億円を投じる」と伝えており、これが株価を強く刺激するかたちとなっている。

沢井薬の株価は９時１６分現在７１２０円（△１９０円）
東和薬品の株価は９時１６分現在６４４０円（△１６０円）
富士製薬の株価は９時１６分現在２２２４円（△３２円）
日医工の株価は９時１６分現在２８２９円（△２０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）