ゼネテック、今期最終を一転92％減益に下方修正

　ゼネテック <4492> [ＪＱ] が2月14日大引け後(16:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比49.1％増の7900万円に拡大した。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の2億1000万円→1400万円(前期は1億7300万円)に93.3％下方修正し、一転して91.9％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1億2400万円の黒字→7200万円の赤字(前年同期は1億5000万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終損益は700万円の赤字(前年同期は3000万円の黒字)に転落したが、売上営業利益率は前年同期の3.3％→3.6％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　足元の業績動向につきまして、エンジニアリングソリューション事業は、FlexSimの販売ライセンス数が通期で前年実績のおよそ３倍強となる見込みであり、また、ココダヨ事業はココダヨ会員数が前年に引き続き増加しており、通期営業利益は当初予想を上回る進捗状況にあります。　しかし、前述の通り、今後の更なる事業発展の基盤構築を企図した企業認知度向上施策として、テレビコマーシャルおよびこれに関連する施策を本年度内で実施するため、販売費及び一般管理費が増加し、営業利益および経常利益は当初予想を下回る見込みとなりました。　親会社株主に帰属する当期純利益は、前述のテレビコマーシャル放映にかかる費用に加え、本社移転にかかる特別損失の発生等により、当初予想を下回る見込みとなりました。以上のことから、通期連結業績予想を上表のとおり修正いたしました。