日華化学、今期経常を3倍上方修正、配当は4円を未定に変更

　日華化学 <4463> が10月29日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比0.5％増の10.3億円となった。
　併せて、通期の同利益を従来予想の3億円→9億円(前期は13.3億円)に3.0倍上方修正し、減益率が77.5％減→32.5％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1.7億円の赤字→4.3億円の黒字(前年同期は6.5億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　同時に、従来4円を計画していた今期の年間配当を未定に変更した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比62.4％増の5.6億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.8％→4.7％に改善した。

株探ニュース