ヒトコムＨＤは続落、２２年８月期業績予想を上方修正も材料出尽くし感強まる

　ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス<4433.T>は続落している。１１日の取引終了後、２２年８月期の連結業績予想について、売上高を５８５億９０００万円から６０５億円（前期比７．８％増）へ、営業利益を５０億円から５５億円（同１４．９％増）へ、純利益を３０億円から３２億５０００万円（同１７．１％増）へ上方修正したものの、材料出尽くし感から売られているようだ。

　２２年年初以降の新型コロナウイルス変異株の感染拡大を受けて、上期においてワクチン接種受付コールセンターやワクチン接種会場の運営支援などの新型コロナウイルス感染拡大対策関連業務を継続して受託したことが要因としている。なお、第２四半期累計（２１年９月～２２年２月）決算は、売上高３１９億４４００万円（前年同期比２２．２％減）、営業利益３３億３７００万円（同３３．１％増）、純利益１９億４１００万円（同２７．７％増）だった。

出所：MINKABU PRESS