ヒトコムＨＤ、上期経常は41％増益で着地、今期配当を3円増額修正

　ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス <4433> が4月8日昼(11:30)に決算を発表。21年8月期第2四半期累計(20年9月-21年2月)の連結経常利益は前年同期比40.6％増の26.8億円に拡大し、通期計画の36億円に対する進捗率は74.7％に達し、5年平均の55.6％も上回った。

　会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常利益は前年同期比37.1％減の9.1億円に落ち込む計算になる。

　同時に、今期の年間配当を従来計画の21.5円→24.5円(前期は20.5円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である12-2月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比30.6％増の11.5億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.8％→5.3％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社は、配当政策を経営における最重要課題のひとつと認識しており、毎期の業績、財政状況を勘案しつつ、将来の事業拡大のために必要な内部留保とのバランスを図りながら配当による株主様への利益還元を安定的かつ継続的に実施することを基本方針としております。　当社は、前身である株式会社ヒトコミュニケーションズが2011年の大阪証券取引所ＪＡＳＤＡＱ市場スタンダード（当時）に上場してから今期末をもって10周年を迎えます。　つきましては、株主様の日頃のご支援に感謝の意を表すため、2021年8月期の期末配当金につきましては、１株当たり10円50銭の期末配当に、１株当たり３円00銭の「上場10周年記念配当」を加え、１株当たり13円50銭の配当を実施させていただくことといたしました。　なお、これにより当期の年間配当金は１株あたり24円50銭となります。本件につきましては、2021 年11月に開催予定の当社第３回定時株主総会に付議する予定であります。