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True Dataのニュース
■要約
3. 中長期の成長戦略の概要
True Data<4416>は中長期の成長戦略として「国内市場シェア拡大」「新規領域開拓」「海外市場への展開」を基本的な戦略として推進している。国内市場シェア拡大については、既存事業であるストック型サービスを中心に、毎年11%から12%程度の売上成長率を目標に取り組みたいとしている。「契約件数の増加×客単価の向上」の双方から売上を拡大させていく。同社のサービスは生産性向上と同時に多種多様な分析機能も備えており顧客層の幅広いニーズに応えることができるため、契約件数の積み上げによる増加は、ワンストップソリューション(データの収集・精製・活用)を生かし新規の潜在顧客にアプローチを行う。既存顧客の解約率は低い状態で維持されているが、さらに低減させることにも注力している。プラットフォーマーとして日々、データが積みあがることによるビッグデータの規模拡大や、顧客のニーズの大きいデータの前処理作業を整備するアウトソーシングサービスである「POSデータクレンジングサービス」を投入するなど、顧客ニーズに合った質の高い商品・サービスを提供することで顧客満足度の向上を図る。新規領域開拓については、業務提携などを行いながらアナリティクス領域、デジタル広告領域へと事業を拡大していく方針だ。同社はすでに花王<4452>、味の素<2802>、第一三共<4568>など200社以上のメーカー等と取引実績があるため、顧客の事業や業務への理解を生かした新サービスを開発し、売上増加のために新規大手顧客獲得も積極的に取り組む。既存サービスのノウハウを既存顧客の内部に横展開をしながら事業拡大にも注力していく方針だ。また、小売業毎の購買データサービスや消費者の購買データサービスを用いた、さまざまなビッグデータをかけ合わせたサービスも新規顧客のニーズに応え需要を取り込み新規顧客の獲得が期待される。海外市場への展開も具体的な取り組みを進めている。日本で培ってきたノウハウをパッケージ化して横展開を進めている。2022年1月にFPTコーポレーションの中核企業で、ベトナム最大級のICT企業であるFPTソフトウェアと業務提携し、FPTソフトウェアグループのTRANDATAと資本業務提携を結んでいる。同社のサービスはビジネスモデルの特性上、海外展開を行う上での出資を低く抑えながら展開できるという強みがある。成長著しいアジア圏をメインに海外展開を拡大していく。市場構造の変化を追い風にして同社の成長ポテンシャルは高まっており、需要の増加に的確に対応することができれば、今後も年率2桁台の成長を継続していくことは可能だと弊社では見ている。
■Key Points
・売上・利益ともに堅調で2023年3月期第2四半期累計は黒字転換
・2023年3月期通期業績予想の利益を上方修正
・既存事業の強みと新サービスの開発により成長戦略を展開、今後も年率2桁成長を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 石灰達夫)
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3. 中長期の成長戦略の概要
True Data<4416>は中長期の成長戦略として「国内市場シェア拡大」「新規領域開拓」「海外市場への展開」を基本的な戦略として推進している。国内市場シェア拡大については、既存事業であるストック型サービスを中心に、毎年11%から12%程度の売上成長率を目標に取り組みたいとしている。「契約件数の増加×客単価の向上」の双方から売上を拡大させていく。同社のサービスは生産性向上と同時に多種多様な分析機能も備えており顧客層の幅広いニーズに応えることができるため、契約件数の積み上げによる増加は、ワンストップソリューション(データの収集・精製・活用)を生かし新規の潜在顧客にアプローチを行う。既存顧客の解約率は低い状態で維持されているが、さらに低減させることにも注力している。プラットフォーマーとして日々、データが積みあがることによるビッグデータの規模拡大や、顧客のニーズの大きいデータの前処理作業を整備するアウトソーシングサービスである「POSデータクレンジングサービス」を投入するなど、顧客ニーズに合った質の高い商品・サービスを提供することで顧客満足度の向上を図る。新規領域開拓については、業務提携などを行いながらアナリティクス領域、デジタル広告領域へと事業を拡大していく方針だ。同社はすでに花王<4452>、味の素<2802>、第一三共<4568>など200社以上のメーカー等と取引実績があるため、顧客の事業や業務への理解を生かした新サービスを開発し、売上増加のために新規大手顧客獲得も積極的に取り組む。既存サービスのノウハウを既存顧客の内部に横展開をしながら事業拡大にも注力していく方針だ。また、小売業毎の購買データサービスや消費者の購買データサービスを用いた、さまざまなビッグデータをかけ合わせたサービスも新規顧客のニーズに応え需要を取り込み新規顧客の獲得が期待される。海外市場への展開も具体的な取り組みを進めている。日本で培ってきたノウハウをパッケージ化して横展開を進めている。2022年1月にFPTコーポレーションの中核企業で、ベトナム最大級のICT企業であるFPTソフトウェアと業務提携し、FPTソフトウェアグループのTRANDATAと資本業務提携を結んでいる。同社のサービスはビジネスモデルの特性上、海外展開を行う上での出資を低く抑えながら展開できるという強みがある。成長著しいアジア圏をメインに海外展開を拡大していく。市場構造の変化を追い風にして同社の成長ポテンシャルは高まっており、需要の増加に的確に対応することができれば、今後も年率2桁台の成長を継続していくことは可能だと弊社では見ている。
■Key Points
・売上・利益ともに堅調で2023年3月期第2四半期累計は黒字転換
・2023年3月期通期業績予想の利益を上方修正
・既存事業の強みと新サービスの開発により成長戦略を展開、今後も年率2桁成長を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 石灰達夫)
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