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ロジザードのニュース
*14:44JST ロジザード Research Memo(4):2023年6月期は増収を達成。利益に関しては先行投資を実施
■業績動向
1. 2023年6月期第2四半期の業績
ロジザード<4391>の2023年6月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比7.6%増の927百万円、営業利益が同4.2%減の168百万円、経常利益が同4.1%減の168百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同5.4%増の123百万円となった。物流業界の人手不足とそれに起因する自動化・省力化へのニーズの高まりにより、「ロジザードZERO」「ロジザードZERO-STORE」「ロジザードOCE」に対する引き合いが好調となった。上期は「ロジザードPLUS」から「ロジザードZERO」への移行サポートに人員リソースが割かれたものの、クラウドサービスのアカウント数は、純増を達成した(2023年6月期第2四半期末のアカウント数は、同8.6%増の1,547件に増加)。
「ロジザードZERO」は、新型コロナウイルスの感染症の拡大(以下、コロナ禍)により停滞していた社会経済活動が段階的に回復したことに伴い、実店舗を含めた在庫一元管理ニーズのある準大手以上規模の顧客からの引き合いが好調となった。「ロジザードZERO-STORE」「ロジザードOCE」は、ウィズコロナを意識した小売業界・物流業界が多様な物流ニーズに対応していることを受けて、同社は顧客の要望に合わせてシステムをバージョンアップし、引き合いの増加につなげた。これにより、主力のクラウドサービスの売上高は前年同期比6.9%増の720百万円となった。
利益面では、新経営計画のもとで人材採用に注力したことなどを受け、減益となった。通期予想に対する営業利益の達成率を見ると、84.4%と計画を上回る進捗率となった。これは、「ロジザードPLUS」のサービス提供終了に伴う解約が想定を下回ったことが主な理由だ。加えて、販管費の増加が想定を下回ったことも影響した。人材採用や研究開発への投資に関しては、期末に向けても適切に実行する構えである。
なお、そのほかのセグメントごとの売上高は、開発・導入サービスが前年同期比15.8%増の173百万円、機器販売サービスが同11.3%減の33百万円となった。
自己資本比率が87.4%と高水準。流動比率と固定比率も健全で長短の資金繰りに不安なし
2. 財務状況と経営指標
2023年6月期第2四半期の財務状況を見ると、総資産は前期末比17百万円増加の1,848百万円となった。主な増減要因は、流動資産で売掛金の回収が多かったことにより現金及び預金が31百万円増加した一方、固定資産で減価償却費の計上によりソフトウェアが25百万円減少したことによるものである。
負債合計は前期末比60百万円減少の232百万円となった。主な要因は、前期の未払法人税等及び未払賞与を支払ったことによるものである。純資産合計は前期末比78百万円増加の1,616百万円となった。利益剰余金が配当により減少したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上によって74百万円増加したことなどによるものである。
経営指標を見ると、流動比率が690.1%、固定比率が15.2%となった。前期末から改善し、長短の資金繰りが一段と健全になったと言えるだろう。自己資本比率も87.4%と高い値を維持している。財務の健全性、資金の流動性に配慮しながら企業経営を行っていることが財務諸表から見て取れる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
<SI>
1. 2023年6月期第2四半期の業績
ロジザード<4391>の2023年6月期第2四半期の連結業績は、売上高が前年同期比7.6%増の927百万円、営業利益が同4.2%減の168百万円、経常利益が同4.1%減の168百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同5.4%増の123百万円となった。物流業界の人手不足とそれに起因する自動化・省力化へのニーズの高まりにより、「ロジザードZERO」「ロジザードZERO-STORE」「ロジザードOCE」に対する引き合いが好調となった。上期は「ロジザードPLUS」から「ロジザードZERO」への移行サポートに人員リソースが割かれたものの、クラウドサービスのアカウント数は、純増を達成した(2023年6月期第2四半期末のアカウント数は、同8.6%増の1,547件に増加)。
「ロジザードZERO」は、新型コロナウイルスの感染症の拡大(以下、コロナ禍)により停滞していた社会経済活動が段階的に回復したことに伴い、実店舗を含めた在庫一元管理ニーズのある準大手以上規模の顧客からの引き合いが好調となった。「ロジザードZERO-STORE」「ロジザードOCE」は、ウィズコロナを意識した小売業界・物流業界が多様な物流ニーズに対応していることを受けて、同社は顧客の要望に合わせてシステムをバージョンアップし、引き合いの増加につなげた。これにより、主力のクラウドサービスの売上高は前年同期比6.9%増の720百万円となった。
利益面では、新経営計画のもとで人材採用に注力したことなどを受け、減益となった。通期予想に対する営業利益の達成率を見ると、84.4%と計画を上回る進捗率となった。これは、「ロジザードPLUS」のサービス提供終了に伴う解約が想定を下回ったことが主な理由だ。加えて、販管費の増加が想定を下回ったことも影響した。人材採用や研究開発への投資に関しては、期末に向けても適切に実行する構えである。
なお、そのほかのセグメントごとの売上高は、開発・導入サービスが前年同期比15.8%増の173百万円、機器販売サービスが同11.3%減の33百万円となった。
自己資本比率が87.4%と高水準。流動比率と固定比率も健全で長短の資金繰りに不安なし
2. 財務状況と経営指標
2023年6月期第2四半期の財務状況を見ると、総資産は前期末比17百万円増加の1,848百万円となった。主な増減要因は、流動資産で売掛金の回収が多かったことにより現金及び預金が31百万円増加した一方、固定資産で減価償却費の計上によりソフトウェアが25百万円減少したことによるものである。
負債合計は前期末比60百万円減少の232百万円となった。主な要因は、前期の未払法人税等及び未払賞与を支払ったことによるものである。純資産合計は前期末比78百万円増加の1,616百万円となった。利益剰余金が配当により減少したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上によって74百万円増加したことなどによるものである。
経営指標を見ると、流動比率が690.1%、固定比率が15.2%となった。前期末から改善し、長短の資金繰りが一段と健全になったと言えるだろう。自己資本比率も87.4%と高い値を維持している。財務の健全性、資金の流動性に配慮しながら企業経営を行っていることが財務諸表から見て取れる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
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