ダイトーケミ、今期経常を17％上方修正、配当も1円増額

　ダイトーケミックス <4366> [東証２] が1月28日大引け後(16:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比66.0％増の15.8億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の14.5億円→17億円(前期は12.3億円)に17.2％上方修正し、増益率が17.8％増→38.1％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4.1億円→6.6億円(前年同期は8億円)に60.1％増額し、減益率が48.3％減→17.2％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の12円→13円(前期は12円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比4.2％増の5.4億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の13.4％→13.9％に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2022年3月期通期連結業績予想につきましては、売上高は概ね前回公表どおりとなりましたが、利益面におきましては、生産経費の削減等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも前回公表予想を上回る見込みとなりました 。

　2022年3月期の期末配当予想につきましては、業績予想の修正、内部留保など総合的に勘案するとともに、株主の皆様のご支援にお応えするため、１株当たりの期末配当予想を前回発表予想の5円から1円増配し6円とさせて頂く予定です。（注）上記の予想は、現時点で入手可能な情報に基づいたものであり、実際の業績は今後さまざまな要 因により乖離することもありえますので、ご承知おきください。