ぴあが一時１０％高、５０万株を上限とする自社株買いと１８年３月期増配見通しを好感

　ぴあ<4337.T>が急反発して一時、前日比３１５円（１０．５％）高の３３００円まで買われ、年初来高値を更新している。１０日の取引終了後、５０万株（発行済み株数３．４９％）、または１５億円を上限とする自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入っている。取得期間は５月１１日から来年５月１０日までで、中期経営計画の経営指標であるＲＯＥの達成に向けて、機動的な資本効率の改善政策を遂行するのが狙いとしている。

　また、同時に発表した１８年３月期の連結業績予想で、売上高１５５０億円（前期比１．４％増）、営業利益１８億円（同０．６％増）、純利益１２億円（同２３．２％増）と増収増益を見込み、年間配当を前期比１円増の１７円とすることも好材料視されているようだ。なお、１７年３月期決算は、売上高１５２８億１２００万円（前の期比１０．２％増）、営業利益１７億８９００万円（同１７．２％増）、純利益９億７４００万円（同１９．５％減）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）