電通、サッカーワールドカップや参院選に期待、今期配当は２円増配し年間２９円に

　広告最大手の電通が１７日引け後に、１１年３月期の連結業績予想と１０年３月期決算を発表。

　１１年３月期は、売上高１兆７３７９億円（前期比３．５％増）、営業利益３９７億円（同６．４％増）、純利益２５４億円（同１８．４％減）を予想。今期は、「サッカーワールドカップ南アフリカ大会」「第２２回参議院議員通常選挙」など、広告業界にとって好材料があるが、引き続き厳しい経営環境が続くとみている。配当は、中間期１４円５０銭（前期実績１２円５０銭）、期末１４円５０銭（同１４円５０銭）の年間２９円（同２７円）を見込んでいる。

　１０年３月期決算は、売上高１兆６７８６億１８００万円（前期比１１．１％減）、営業利益３７３億２３００万円（同１３．６％減）、最終損益３１１億３０００万円の黒字（前期は２０４億５３００万円の赤字）だった。

　１７日終値は２９円安の２４５４円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社