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CEホールディングスのニュース
*12:24JST CEHD Research Memo(4):2023年9月期上期は売上高・営業利益・経常利益で過去最高を更新
■業績動向
1. 2023年9月期上期の業績概要
2023年9月期上期の連結業績は、売上高が前年同期比1.5%増の7,341百万円、営業利益が同36.3%増の839百万円、経常利益が同34.9%増の837百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同47.5%増の494百万円となった。期初に計画した上期の売上高7,920百万円、営業利益650百万円と比較すると、売上高は下回ったが、営業利益は上振れた。CEホールディングス<4320>の主力製品である電子カルテシステム「MI・RA・Is/AZ」は、受注高としては過去最高だったが、前年同期に複数の大型案件の導入及び更新があったため、売上高は前年同期を下回った。一方、前期第2四半期末に連結対象となったサンカクカンパニーの売上寄与に伴い、連結ベースでの売上高は前年同期比で増収を確保した。営業利益は採算性の良い物件の販売が増加したことに伴い、計画を上回る増益を達成した。
2. 事業セグメント別動向
(1) ヘルスケアソリューション事業
売上高は前年同期比1.6%減の7,101百万円、セグメント利益は同28.3%増の873百万円と減収増益となった。売上高は前年同期に複数の大型案件の導入・更新があったことから前年同期比でわずかに減少となったが、セグメント利益は採算性の良い物件が増加したことで大幅に増益となった。また、受注高は前年同期比15.6%増の7,180百万円、受注残高は4,924百万円(前年同期末4,198百万円)と好調に推移している。
(2) マーケティングソリューション事業
売上高は239百万円(前年同期は19百万円)、セグメント損失は8百万円(同5百万円)と、サンカクカンパニーのM&A効果により売上高は増加したが、セグメント利益はわずかながら損失となった。また、受注高は217百万円(同10百万円)、受注残高は104百万円(前年同期末1百万円)と増加した。
3. 財務状況と経営指標
2023年9月期第2会計期間末における流動資産は7,386百万円となり、2022年9月期末対比で286百万円増加した。これは主に現金及び預金が737百万円、仕掛品が103百万円減少したものの、受取手形、売掛金及び契約資産が1,149百万円増加したことによる。固定資産は3,817百万円となり、前期末比13百万円増加した。2022年9月期末対比で有形固定資産は29百万円減少、無形固定資産は39百万円増加、投資その他資産合計は4百万円増加と各項目ともに大きな変動はなかった。
流動負債は3,530百万円となり、前期末から268百万円増加した。主に短期借入金が390百万円増加、契約負債が91百万円増加した一方、1年内返済予定の長期借入金が57百万円減少、1年内償還予定の社債が5百万円減少したことによるものである。固定負債は長期借入金が241百万円減少したことで、前期末比235百万円減少の1,325百万円となった。負債合計は33百万円増の4,856百万円となった。
純資産合計は6,348百万円となり、前期末から266百万円増加した。利益剰余金が315百万円増加したことによるもので、主な内訳は、親会社株主に帰属する当期純利益が494百万円、剰余金の配当180百万円などによる。自己資本比率は前期末の51.6%から1.0ポイント高い52.6%となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)
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1. 2023年9月期上期の業績概要
2023年9月期上期の連結業績は、売上高が前年同期比1.5%増の7,341百万円、営業利益が同36.3%増の839百万円、経常利益が同34.9%増の837百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同47.5%増の494百万円となった。期初に計画した上期の売上高7,920百万円、営業利益650百万円と比較すると、売上高は下回ったが、営業利益は上振れた。CEホールディングス<4320>の主力製品である電子カルテシステム「MI・RA・Is/AZ」は、受注高としては過去最高だったが、前年同期に複数の大型案件の導入及び更新があったため、売上高は前年同期を下回った。一方、前期第2四半期末に連結対象となったサンカクカンパニーの売上寄与に伴い、連結ベースでの売上高は前年同期比で増収を確保した。営業利益は採算性の良い物件の販売が増加したことに伴い、計画を上回る増益を達成した。
2. 事業セグメント別動向
(1) ヘルスケアソリューション事業
売上高は前年同期比1.6%減の7,101百万円、セグメント利益は同28.3%増の873百万円と減収増益となった。売上高は前年同期に複数の大型案件の導入・更新があったことから前年同期比でわずかに減少となったが、セグメント利益は採算性の良い物件が増加したことで大幅に増益となった。また、受注高は前年同期比15.6%増の7,180百万円、受注残高は4,924百万円(前年同期末4,198百万円)と好調に推移している。
(2) マーケティングソリューション事業
売上高は239百万円(前年同期は19百万円)、セグメント損失は8百万円(同5百万円)と、サンカクカンパニーのM&A効果により売上高は増加したが、セグメント利益はわずかながら損失となった。また、受注高は217百万円(同10百万円)、受注残高は104百万円(前年同期末1百万円)と増加した。
3. 財務状況と経営指標
2023年9月期第2会計期間末における流動資産は7,386百万円となり、2022年9月期末対比で286百万円増加した。これは主に現金及び預金が737百万円、仕掛品が103百万円減少したものの、受取手形、売掛金及び契約資産が1,149百万円増加したことによる。固定資産は3,817百万円となり、前期末比13百万円増加した。2022年9月期末対比で有形固定資産は29百万円減少、無形固定資産は39百万円増加、投資その他資産合計は4百万円増加と各項目ともに大きな変動はなかった。
流動負債は3,530百万円となり、前期末から268百万円増加した。主に短期借入金が390百万円増加、契約負債が91百万円増加した一方、1年内返済予定の長期借入金が57百万円減少、1年内償還予定の社債が5百万円減少したことによるものである。固定負債は長期借入金が241百万円減少したことで、前期末比235百万円減少の1,325百万円となった。負債合計は33百万円増の4,856百万円となった。
純資産合計は6,348百万円となり、前期末から266百万円増加した。利益剰余金が315百万円増加したことによるもので、主な内訳は、親会社株主に帰属する当期純利益が494百万円、剰余金の配当180百万円などによる。自己資本比率は前期末の51.6%から1.0ポイント高い52.6%となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 永岡宏樹)
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