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野村総合研究所のニュース
28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:売り一巡後も押し目狙いの動きは限られるか
■信越化、1Q営業利益41.7%増 1288億円、コンセンサス上回る
■前場の注目材料:ホンダ、鈴鹿工場の停止拡大、半導体・東南ア製部品滞る
■売り一巡後も押し目狙いの動きは限られるか
28日の日本株市場は、不安定な相場展開になりそうだ。27日の米国市場ではNYダウが85ドル安だった。6月耐久財受注速報値が予想を下回ったことが回復への懸念に繋がったほか、米疾病管理予防センター(CDC)がワクチン接種完了者も一部の地域で室内でのマスク着用を推奨する方針に転じると報じられ、新型コロナ・デルタ株流行への警戒感も重しとなった。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)による連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表を明日に控えた調整と見られる売りも目立ち終日軟調推移に。シカゴ日経225先物清算値は大阪比320円安の27590円。円相場は1ドル109円70銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から売り先行の展開になりそうだ。一先ず売り一巡後は27500円辺りでの底堅さを見極める動きとなりそうだが、シカゴ先物は安いところで27360円まで下落幅を広げていたこともあり、戻りの鈍さが意識される局面においては、仕掛け的な動きも警戒されよう。また、米国については連日の上昇だったこともあり、決算を前に利益確定の動きといったところである。しかし、日本株においては調整基調が続いている状況であることから、持ち高調整の動きが強まりやすい。
東証1部の売買高は3営業日続伸となる中においても、連日で10億株を下回っており、薄商いのなかをインデックスに絡んだ売買に振らされている状況である。ギャップスタート後は基本的にはこう着感の強い相場展開が続いていることもあり、ギャップスタート後も自律反発狙いの動きは限られそうだ。さらに、新型コロナウイルスの感染拡大が見られるなか、東京都の新規感染者数が最多となっており、戻り局面では売りを仕掛けてくる流れにも向かいやすいところか。
そのため、指数インパクトの大きい値がさ株などインデックス売買に振らされやすい銘柄を避け、決算を手掛かりとした個別対応になりそうだ。また、主力株などは決算反応も限られており、持続性が見られていないことから、中小型株に向かう格好か。もっとも、マザーズ銘柄の需給悪化を警戒する声も聞かれており、短期的な値幅取り狙いの売買に限られよう。
■信越化、1Q営業利益41.7%増 1288億円、コンセンサス上回る
信越化<4063>が発表した2022年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比20.8%増の4342.39億円、営業利益は同41.7%増の1288.18億円だった。コンセンサス(1200億円程度)を上回る。通期予想は売上高が前期比13.6%増の1兆7000億円、営業利益は同23.7%増の4850億円としており、コンセンサス(4790億円)を上回るものの、サプライズ感はない。塩化ビニール樹脂や半導体向け材料が堅調に推移する。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(27970.22、+136.93)
・米長期金利は低下
・海外コロナワクチン接種の進展
・日銀は金融緩和を長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・ホンダ<7267>鈴鹿工場の停止拡大、半導体・東南ア製部品滞る
・ダイキン<6367>欧新興に出資、EV電池材料開発
・武田薬<4502>ペプチドリームと提携範囲を拡大、神経変性疾患治療薬の創製加える
・北越メタル<5446>共和コンクリートと新会社、売上高10億円目指す
・トヨタ<7203>国内2工場を停止、感染拡大で部品不足
・豊田通商<8015>中規模蓄電システム販売、工場・自治体向け数百kW級
・豊田通商<8015>つながる車向けサイバー対策、イスラエルVB製サービス投入
・CKD<6407>中国生産増強、空気圧・電動機器で新ライン
・NTT<9432>「IOWN」加速、水平分業—ACCESSと提携
・NEC<6701>垂直統合型SaaSの海外事業再構築、買収3社のノウハウ融合
・京セラ<6971>長崎大と潮流発電スマートブイ、海洋データ安定取得
・野村総合研究所<4307>中国信通院とデジタル社会資本・スマートシティー研究
・住友ベークライト<4203>中国で半導体封止材増産、パソコンなど向け
・大正薬HD<4581>ボタンピエキスが白髪・薄毛抑制に効果、成分組み合わせ発見
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(7月15-16日分)
<海外>
・10:30 豪・4-6月期消費者物価指数(前年比予想:+3.7%、1-3月期:+1.1%) <ST>
■株式見通し:売り一巡後も押し目狙いの動きは限られるか
■信越化、1Q営業利益41.7%増 1288億円、コンセンサス上回る
■前場の注目材料:ホンダ、鈴鹿工場の停止拡大、半導体・東南ア製部品滞る
■売り一巡後も押し目狙いの動きは限られるか
28日の日本株市場は、不安定な相場展開になりそうだ。27日の米国市場ではNYダウが85ドル安だった。6月耐久財受注速報値が予想を下回ったことが回復への懸念に繋がったほか、米疾病管理予防センター(CDC)がワクチン接種完了者も一部の地域で室内でのマスク着用を推奨する方針に転じると報じられ、新型コロナ・デルタ株流行への警戒感も重しとなった。さらに、連邦準備制度理事会(FRB)による連邦公開市場委員会(FOMC)結果発表を明日に控えた調整と見られる売りも目立ち終日軟調推移に。シカゴ日経225先物清算値は大阪比320円安の27590円。円相場は1ドル109円70銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から売り先行の展開になりそうだ。一先ず売り一巡後は27500円辺りでの底堅さを見極める動きとなりそうだが、シカゴ先物は安いところで27360円まで下落幅を広げていたこともあり、戻りの鈍さが意識される局面においては、仕掛け的な動きも警戒されよう。また、米国については連日の上昇だったこともあり、決算を前に利益確定の動きといったところである。しかし、日本株においては調整基調が続いている状況であることから、持ち高調整の動きが強まりやすい。
東証1部の売買高は3営業日続伸となる中においても、連日で10億株を下回っており、薄商いのなかをインデックスに絡んだ売買に振らされている状況である。ギャップスタート後は基本的にはこう着感の強い相場展開が続いていることもあり、ギャップスタート後も自律反発狙いの動きは限られそうだ。さらに、新型コロナウイルスの感染拡大が見られるなか、東京都の新規感染者数が最多となっており、戻り局面では売りを仕掛けてくる流れにも向かいやすいところか。
そのため、指数インパクトの大きい値がさ株などインデックス売買に振らされやすい銘柄を避け、決算を手掛かりとした個別対応になりそうだ。また、主力株などは決算反応も限られており、持続性が見られていないことから、中小型株に向かう格好か。もっとも、マザーズ銘柄の需給悪化を警戒する声も聞かれており、短期的な値幅取り狙いの売買に限られよう。
■信越化、1Q営業利益41.7%増 1288億円、コンセンサス上回る
信越化<4063>が発表した2022年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比20.8%増の4342.39億円、営業利益は同41.7%増の1288.18億円だった。コンセンサス(1200億円程度)を上回る。通期予想は売上高が前期比13.6%増の1兆7000億円、営業利益は同23.7%増の4850億円としており、コンセンサス(4790億円)を上回るものの、サプライズ感はない。塩化ビニール樹脂や半導体向け材料が堅調に推移する。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(27970.22、+136.93)
・米長期金利は低下
・海外コロナワクチン接種の進展
・日銀は金融緩和を長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・ホンダ<7267>鈴鹿工場の停止拡大、半導体・東南ア製部品滞る
・ダイキン<6367>欧新興に出資、EV電池材料開発
・武田薬<4502>ペプチドリームと提携範囲を拡大、神経変性疾患治療薬の創製加える
・北越メタル<5446>共和コンクリートと新会社、売上高10億円目指す
・トヨタ<7203>国内2工場を停止、感染拡大で部品不足
・豊田通商<8015>中規模蓄電システム販売、工場・自治体向け数百kW級
・豊田通商<8015>つながる車向けサイバー対策、イスラエルVB製サービス投入
・CKD<6407>中国生産増強、空気圧・電動機器で新ライン
・NTT<9432>「IOWN」加速、水平分業—ACCESSと提携
・NEC<6701>垂直統合型SaaSの海外事業再構築、買収3社のノウハウ融合
・京セラ<6971>長崎大と潮流発電スマートブイ、海洋データ安定取得
・野村総合研究所<4307>中国信通院とデジタル社会資本・スマートシティー研究
・住友ベークライト<4203>中国で半導体封止材増産、パソコンなど向け
・大正薬HD<4581>ボタンピエキスが白髪・薄毛抑制に効果、成分組み合わせ発見
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(7月15-16日分)
<海外>
・10:30 豪・4-6月期消費者物価指数(前年比予想:+3.7%、1-3月期:+1.1%) <ST>
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