ＤＮＣ、前期経常を一転赤字に下方修正

　ダイキョーニシカワ <4246> [東証Ｐ] が4月19日大引け後(16:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常損益を従来予想の1億円の黒字→11億円の赤字(前の期は53.8億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の12.4億円→0.4億円(前年同期は51.5億円)に96.2％減額し、減益率が75.8％減→99.1％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期（2021年４月１日～2022年３月31日）の業績予想につきましては、2022年２月８日の公表時には、世界的な半導体の供給不足や、新型コロナウイルス感染症の影響による東南アジア地域からの自動車部品調達支障等により、顧客各社の生産台数が想定台数を下回る見込みとしておりました。　今回、特に世界的な半導体不足の長期化により、想定以上に不足影響が拡大しており、2022年２月８日に公表した連結業績予想時に見込んでおりました国内顧客各社の生産台数が約11～18％下回り、売上高につきましては、前回を下回る予想となりました。　利益につきましては、以前より継続して生産工程の効率化、投資の抑制や見直しなど、あらゆる経費の削減やコスト改善活動の実施に努めてまいりましたが、減収による減益や急激な生産変動によるコスト悪化により、前回を下回る予想となりました。※将来に関する記述等についての注意事項　上記の業績予想等の将来に関する記述は、当社が現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後の様々な不確定要素により、実際の業績と異なる可能性があります。