タカギセイコーが新高値、「強度鉄の１０倍、重さ１／４の炭素繊維開発」報道
ジャスダック市場でタカギセイコー が急伸。5月20日以来の年初来高値更新。一部で鉄と比べ強度は10倍、重さは4分の1と軽く、短時間成型や変形、接合が可能な自動車向け炭素繊維の開発に成功したと伝えられ人気化した。

　　東京大学と東レ 、三菱レイヨン 、東洋紡 　などとの共同開発。4社の中で最も収益規模が小さく、その分、収益インパクトの大きいタカギセイコーに買い気が向かった格好だ。東洋紡も3日続伸。（編集担当：山田一

2010/05/31

http://www.t.u-tokyo.ac.jp/faculty/t_meibo/87625296.html

http://j-t.o.oo7.jp/intro/2008labo-takahashi.pdf

http://j-t.o.oo7.jp/intro/SHC-leaflet.pdf

1．背景

　世界のエネルギー消費量は自動車等の運輸部門の占める比率が高く、特にこの部門で使用される石油燃料消費が大きいため、エネルギーの使用効率化が重要な課題になっています。この解決方法としては、車体の軽量化を推し進めることが効果的で、その結果、燃料消費率の向上を図ることが可能となります。強度が高くて非常に軽いという特性を持った「炭素繊維」は世界をリードする我が国の国家戦略物質であり、これを複合材料として量産車に普及させていくことが目標達成のための重要な施策に位置付けられています。

2．今回の成果(受賞に至った経緯)

　現在の炭素繊維強化複合材料は、加工性に乏しく、生産サイクルタイムも長いので、使用用途が比較的少量である航空機や超高級車等の一部に限定されています。さらに、部材同士の接合や修復（リペア）・再利用（リサイクル）の課題も残されたままの状況です。今回、NEDOプロジェクトで開発した材料・成形方法は、これらの課題を解決することが可能で、量産車使用の絶対条件である高速成形・接合性・リペア性・リサイクル性をも考慮した技術であることが高く評価されたものです。

3．今後の予定

　今後は、開発した材料・加工方法について、材料の機械的強度以外で、部材毎の要求性能に合った多様な材料特性や複雑形状への成形対応性が必要との指摘がされている関係から、各開発ステージ間の連携性を強化して、材料データベースや成形データベースの構築を図り、信頼性の向上や安全性を考慮した構造設計、評価方法の確立等を目指して行きます。

東レ 高付加価値の特殊用途向け炭素繊維伸長

東洋紡　紡績界名門

大企業に参加させてもらっている　中小企業
52,900 440 290 -240 -17.8

プロジェクトリーダー東京大学　髙橋　淳教授のもと、東レ株式会社、三菱レイヨン株式会社、東洋紡績株式会社、株式会社タカギセイコーが参画し、実施しているNEDOプロジェクト（2008-2012年度）。

本プロジェクトで新たに開発した「熱可塑性樹脂を用いた炭素繊維強化複合材料（CFRTP）」は、高強度・高剛性を達成しただけでなく、高速成形加工・高効率リサイクル性をも実現することから、量産車の軽量化へ大きく貢献することが期待されています。

http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100130.html

http://www.takagi-seiko.co.jp/pdf/release120612.pdf

会社名： 高和精工(上海)有限会社
KOHWA PRECISION MOLDING (SHANGHAI)CO.,LTD.
出資者: （株）タカギセイコ-100%出資
所在地： 中国-上海市浦東新区東勝路272号
登録資本：502.5万ドル
事業内容：金型製造•成形•塗装•組立等


高和精工(上海)有限公司は、日本株式会社タカギセイコー100％出資による日系独資企業で、投資総額は1,256万ドルです。
当社は、プラスチック製品に関する精密金型の設計、製造及びプラスチック製品の成形、塗装、組付け、更に印刷など、金型からプラスチック製品までの一貫生産体制を特徴とする製造メーカーです。
生産された製品は、携帯電話筐体、パソコン筐体、電子機器、家庭電器及び車両部品など、幅広い分野に利用されています。
高和精工は2001年に創立以来、日本から最新の金型加工設備、高速高圧射出成形機及びスピンドル／スーパースピンドル式塗装ラインなどを導入し、生産された金型と製品はお客様から高い評価をいただいております。
技術面に関しては、タカギセイコーからの技術導入、サポート受け、また、先進の管理手法によって、高い品質と付加価値を提供させていただきます。
また、当社は積極的に国際標準を導入し、ISO9001：2008品質管理システムとISO14001：2004環境管理システム及びUL認証を取得しました。
更に現在、ISO/TS16949認証取得に向け活動をしております。
新たな設備を導入しながら、技術革新を重ねるとともに、優秀な人才の育成にも力を注ぎ、「技術、品質、創意、挑戦」を社是として、お客様にご満足いただけるサービスを提供することはもちろん、独創的技術によってプラスチックの新しい世界を創造してまいります。

社是
技術 ・ 品質 ・ 創意 ・ 挑戦

経営理念
1.絶えずお客様から信頼される企業
2.常に挑戦を続ける企業
3.社員が楽しく働ける企業
4.環境にやさしく、地域社会に役立つ企業

高和精工(上海)有限公司は,日本株式会社タカギセイコー100％出資による日系独資企業で、投資総額は1,256万ドルです。

当社はプラスチック製品に関する精密金型の設計、製造及びプラスチック製品の成形、塗装、組付け、更に印刷など,金型からプラスチック製品までの一貫生産体制を特徴とする製造メーカーです。

生産された製品は、携帯電話筐体、パソコン筐体、電子機器、家庭電器及び車両部品など、幅広い分野に利用されています。

主要顧客
http://www.kohwa-precision.com/jpn/about.asp?subject=%D6%F7%D2%AA%EE%99%BF%CD

アイシン精機、オーテックジャパン、川崎重工業、キャタピラー、クボタ、
小島プレス工業、コベルコ建機、小松製作所、スズキ、スタンレー電気、
住友電装、ダイハツ工業、タカタ、東レ、豊田自動織機、トリニティ工業、
日産自動車、日本電気、ニフコ、日本特殊塗料、ノーリツ、ハウステック、
パナソニック モバイルコミュニケーションズ、日立建機ティエラ、
日野自動車、富士重工業、富士ゼロックス、富士通、本田技研工業、
三菱電機、ヤマハ発動機、ヤンマー、リコー

さまざまな製品の素材として活躍するプラスチックは、自由に形を変えられる柔軟性、高い耐久性、軽量性など優れた性質を兼ね備えています。
こうした特質によってプラスチックは大きな需要を生み、産業界に飛躍的な発展をもたらすとともに、人々の生活を豊かに変えてきました。

　タカギセイコーは創立以来、このプラスチック成形の技術革新を重ねながら、常に時代の先端をゆく製品を世に送り出しています。高精度の金型設計・製造、高品質の製品を生む先進の成形技術、短期間での量産を可能とする生産システムなど、プラスチックに関わるあらゆる側面において、長年積み重ねてきた独創性を発揮しています。また、産業界のデジタル化、グローバル化にも機敏に対応し、金型の3次元自動設計など最先端のテクノロジーを導入することはもちろん、お客様の海外拠点と直結する生産拠点の展開や情報通信システムの構築など、リアルタイムに対応できるネットワーク体制も整えています。

　プラスチックが世に誕生しておよそ100年。第二世紀を迎えるこの素材の無限の可能性と語り合い、独創的技術によってプラスチックの新しい世界を開花させていくことこそ私たちの使命です。

プラスチックの輝ける次の未来を、私たちタカギセイコーが創造します。

代表取締役社長 笠　井　 千　秋

年初来安値 222 (12/12/18)

我社のエンドユーザーには、国内 海外の有名企業が数多くあります。

車両関連の自動車部門では、本田様、豊田様、鈴木様、日産様、等。

２輪車部門では、本田様、鈴木様、ヤマハ様、川崎様、大長江様、銭江様、等。

空調機器部門では、大金様、松下様、三洋様、海信様、等々あり、

そして、日本、東南アジア、印度等に輸出する金型は全体の６０%を占めています。