ニチバン、前期経常を3％上方修正、配当は5円減額

　ニチバン <4218> が4月21日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の30億円→31億円(前の期は38.6億円)に3.3％上方修正し、減益率が22.3％減→19.7％減に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の20億円→17.5億円(前の期は31.9億円)に12.5％下方修正し、減益率が37.4％減→45.2％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の13.1億円→14.1億円(前年同期は20.1億円)に7.6％増額し、減益率が34.8％減→29.8％減に縮小する計算になる。

　同時に、期末一括配当を従来計画の38円→33円(前の期は38円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大による訪日観光客の減少による影響で、前回の業績予想を若干下回る見込みです。営業利益、経常利益につきましては、経費削減施策により、前回の業績予想を上回る見込みです。当期純利益につきましては、上記１．特別損失の計上の結果、前回の業績予想を下回る見込みです。これを踏まえ、業績予想を上記のとおり修正いたします。