タキロンシーアイのニュース
もみ合いを制して上値を試す動きへ
【事業内容】
プラスチック加工の大手で農業資材・建築土木資材・産業資材といった幅広い分野に事業展開し、半導体やFPD、IT・光学機器向けの塩ビ樹脂板のような高機能材でも高いシェアを有している。水災害対策製品や蓄光式階段床材「ルミセーフステップ」等の避難誘導製品といった防災・減災向け製品も扱っている。
【業績面】
業績面においては8/5に第1Q決算を発表、売上高は5.5%減収、営業利益は46.7%増益であった。落ち込んでいた高機能材・機能フィルム事業が急回復したほか売上原価・販管費の低減で営業利益は反発。底堅く推移していた建築資材、環境資材においては新型コロナ影響から工事延期など減収要因となった。
【株価動向】
株価は3/13安値466円から鋭く切り返して3/27には戻り高値652円をつけた。その後は経済活動正常化への期待などから5月末には748円まで戻りを見せ、コロナショック以前の水準を取り戻している。上記決算発表をうけて一進一退の動きが続いているが、成長領域の高機能材などの回復は大きい。足元のもみ合いを制して再び上値を試す動きが期待される。
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