805円
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■ジーエヌアイ <2160> 1,397円 (+300円、+27.4%) ストップ高
ジーエヌアイグループ <2160> [東証G]がストップ高。15日の取引終了後、子会社Cullgen(カルジェン)がアステラス製薬 <4503> [東証P]との間で、革新的なタンパク質分解誘導剤創出に向け共同研究と独占的オプション契約を締結したと発表。今後の展開を期待した買いが膨らんだ。カルジェンはアステラスから契約一時金3500万ドル(1ドル=140円換算で49億円)を受領する。また、アステラスがリードプログラムに関するライセンスオプションを行使した場合に8500万ドル(同119億円)、更にライセンスオプションとプログラムの進捗に応じたマイルストン最大19億ドル(同2660億円)と製品の売り上げに応じたロイヤルティーを受領する可能性がある。
■トラストHD <3286> 398円 (+80円、+25.2%) ストップ高
トラストホールディングス <3286> [東証G]がストップ高。15日の取引終了後、23年6月期の連結業績予想について、売上高を130億円から133億円(前期比5.0%増)へ、営業利益を4億2000万円から4億5000万円(同13.4%増)へ、純利益を1億4000万円から2億円(同53.8%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を5円から10円へ引き上げたことを好感した買いが入った。人の移動及び経済活動の回復に伴い、主力の駐車場事業及び不動産事業を中心に収益を伸ばしていることが要因。また、過年度に減損損失を計上した資産の譲渡に伴う税金費用の減少も寄与する。なお、年間配当予想は15円(前期10円)となる。
■さくらネット <3778> 856円 (+150円、+21.3%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。さくらインターネット <3778> [東証P]がストップ高。世界的に生成AIの市場拡大が進むなか、国内でも国策として同分野のインフラ整備に注力する動きが出始めている。そうしたなか、経済産業省が国内での生成AI開発の基盤づくりに乗り出し、さくらネットが近く整備するスーパーコンピューターの経費の半額を補助すると日本経済新聞が報じており、これを材料視する買いが集中した。AI開発向けで国内最高の計算能力を持つとされ、さくらネットはクラウドを通じて生成AIの開発を手掛けるスタートアップなどにスパコンの計算能力を安価で提供するのを条件に、経産省から財政支援を受ける形で2024年以降にサービスを開始、日本の生成AIの開発力底上げにつなげると日経新聞は伝えている。市場では「(さくらネットは)クラウド関連でスパコン周辺企業との認識はあったが、ピンポイントで国策絡みの支援材料が出るというのは予想されていなかったので、それだけにサプライズが大きかった」(中堅証券ストラテジスト)という声が聞かれた。
■Fスターズ <3687> 1,601円 (+270円、+20.3%)
東証プライムの上昇率2位。フィックスターズ <3687> [東証P]が続急騰。顧客企業のソフトウェアを高速化させる技術で群を抜く競争力を誇る。富士通 <6702> [東証P]と協働するスーパーコンピューター分野での展開や、将来的に生成AI技術の成長ドライバーとして注目される量子コンピューター分野でも関連最右翼としてマーケットの視線を集めている。業績も絶好調で22年9月期営業利益は前の期比67%増益を達成、23年9月期も前期比23%増益の20億円と連続ピーク利益更新を見込むが、一段の上振れも視野に入る。16日は、さくらインターネット <3778> [東証P]がAI開発向けスパコン開発で経済産業省が資金支援するとの報道を受けて、大量の買い注文を集めストップ高人気となっており、同社株にもその連想が働き物色人気を助長した面もあるようだ。
■フレアス <7062> 1,055円 (+150円、+16.6%) ストップ高
フレアス <7062> [東証G]がストップ高。15日の取引終了後に発表した5月度の月次売上高が前年同月比28%増と15ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。主力のマッサージ直営事業が好調だったほか、フランチャイズ事業や施設系介護サービスも好調だった。
■ニーズウェル <3992> 872円 (+114円、+15.0%)
東証プライムの上昇率4位。ニーズウェル <3992> [東証P]が急騰。15日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を75万株(発行済み株数の3.80%)、または5億円としており、取得期間は6月16日から9月22日まで。株価の改善を図るため、また将来的な株主還元の向上や経営環境の変化に応じた機動的な資本政策を実行するためとしている。
■ALiNK <7077> 1,149円 (+126円、+12.3%)
ALiNKインターネット <7077> [東証G]が続急騰。15日の取引終了後、株主優待制度の拡充を発表しており、材料視されたようだ。同社は株主優待制度の贈呈回数を年1回から年2回に増やす。また、「100株以上」保有の株主を対象としてきた現行の区分を見直し、「100株以上200株未満」と「200株以上300株未満」「300株以上」の3区分に変更。保有株数に応じてQUOカードを1000~3000円分贈呈する。新制度は、8月31日現在の株主名簿に記載または記録された株主から適用する。
■エアクロ <9557> 449円 (+49円、+12.3%) 一時ストップ高
エアークローゼット <9557> [東証G]が3日ぶり急反騰。16日、同社のデータサイエンスチームと、計算型人工知能を研究分野とする明治大学の高木友博教授の研究室による共同研究の成果を公開したと発表した。洋服の仕入れやパーソナルスタイリング領域において、チャットGPTなどの生成AIの活用の検討に関する研究となっており、投資家の関心を引き付けたようだ。同社と明大高木研究室は、画像やテキストの生成AIを活用して、仕入れやスタイリング業務の効率化を図る研究を行った。トレンドを効率的かつ正確に把握・判断し、ニーズに合った洋服の発注をサポートするAIなどを開発したとしている。
■トヨクモ <4058> 1,849円 (+185円、+11.1%)
トヨクモ <4058> [東証G]が4日ぶり急反騰。15日の取引終了後に月次売上速報を発表した。5月度の売上高は前年同月比25%増の1億9500万円と増収基調を維持した。また14日に、kintone連携メール送信サービス「kMailer」において、米オープンAIの「チャットGPT」を活用した新機能をリリースしたと発表したことも改めて材料視され、買いが入ったようだ。新機能では、AIに作成したいメールの概要を伝えることで、HTMLメールのコードを自動で生成できるという。
■サンウェルズ <9229> 3,715円 (+335円、+9.9%)
サンウェルズ <9229> [東証G]が続急伸。パーキンソン病専門の有料老人ホームを展開するほか、介護サービスにも力を入れている。老人ホームは脳神経内科病院と連携し、継続的な専門的治療を受けられるほか、リハビリプログラムも充実、看護師による服薬管理などのサポートなどで高評価を得ている。ニッチトップ企業の強みを生かして新規開設を加速させており、業容拡大による収益成長に期待が大きい。23年3月期は営業利益段階で前の期比2.9倍と変貌したが、24年3月期も同利益は前期比倍増の29億4700万円を予想。更に25年3月期も施設数拡大効果でトップライン、利益ともに高水準の伸びが見込まれる状況にある。
■スパイダー <4192> 869円 (+73円、+9.2%)
スパイダープラス <4192> [東証G]が急反発。15日取引終了後、同社が開発した「SPIDERPLUS PARTNER」に「ChatGPT」を組み込んだ人工知能(AI)支援機能の提供を開始することを発表、これを材料視する買いを誘導した株式需給面では信用買い残の整理が進んでおり、その分上値が軽くなったようだ。
■Bガレージ <3180> 4,630円 (+375円、+8.8%)
ビューティガレージ <3180> [東証P]が急反発。SMBC日興証券が15日付で目標株価を4200円から5500円へ引き上げており、これが買い材料視された。投資評価は最上位の「1」を据え置いた。同証券では、取扱商品の拡大などで物販事業の成長が加速するとみている。更に、サロン出店時のサブリースやファイナンスなどを担うソリューション事業の引き合いが強く、ストック型ビジネス事業の業績貢献により高い利益成長の蓋然性が高まったと評価。中期経営計画の達成が射程圏内に入ったとしている。
■カラダノート <4014> 869円 (+68円、+8.5%)
カラダノート <4014> [東証G]が4日ぶり急反発。15日の取引終了後、23年7月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表したことが好感された。毎年7月31日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、自社のミネラルウォーター1セット(2ボトル・3974円相当)を贈呈する。なお、優待の利用には「カラダノートウォーター」の利用が必要となる。
※16日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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