稀元素が切り返しへ、燃料電池車向け材料で収益機会が拡大

　第一稀元素化学工業<4082.T>が５日ぶり反発、全体相場に歩調を合わせて昨年末以来調整局面にあったが満を持して切り返す動きにある。昨年１２月のトヨタ自動車<7203.T>の燃料電池車「ミライ」の投入で水素関連銘柄に商機拡大の思惑が高まっている。直近では燃料電池車の普及を後押しするかたちで保有するすべての特許情報を無償で公開するというトヨタの英断に再び市場の耳目が集まっている。そのなか、稀元素は燃料電池車向けジルコニウム化合物で実績を伸ばしており、関連穴株としてマークされているもようだ。

稀元素の株価は１２時３８分現在４７３０円（△４５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）