大阪ソーダ、前期経常を18％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額

　大阪ソーダ <4046> [東証Ｐ] が4月18日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の114億円→134億円(前の期は88.3億円)に17.5％上方修正し、増益率が29.0％増→51.6％増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の52.4億円→72.4億円(前年同期は51.4億円)に38.2％増額し、増益率が2.0％増→40.9％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の70円→80円(前の期は65円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2022年３月期通期連結業績予想につきましては、エピクロルヒドリン、アリルエーテル類等の販売が電子材料関係向け中心に想定を上回り、また、ヘルスケア関連についても医薬品精製材料の新規グレードの採用拡大や医薬品原薬・中間体の新規案件の獲得等により順調に推移したことから前回上方修正した業績予想をさらに上回る見込みとなりました。これらを踏まえ、2022年３月期通期連結績予想について上記のとおり上方修正いたします。なお、各段階利益は前年同期比で約５～６割の増益となり、これまでの過去最高益（営業利益97億円、経常利益103億円、当期純利益68億円）を上回ることになります。

　上記の業績予想の修正を踏まえ、安定的な配当の継続性、今後の事業展開に向けた内部留保等を総合的に勘案した結果、期末配当予想につきましては、前回発表予想の１株当たり35円から10円増配し、45円に引き上げることといたします。これにより、１株当たりの年間配当金は80円となり、前期実績に比べて15円の増配となります。※上記予想は現時点で入手可能な情報に基づき算定したものであり、今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。