住友化が続伸し新高値、三菱ＵＦＪＭＳ証は目標株価６２０円に引き上げ

　住友化学<4005.T>が続伸。株価は一時、前日比１０円高の５６９円まで買われ昨年来高値を更新した。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券は２７日、同社株の目標株価を５２０円から６２０円に引き上げた。投資判断の「オーバーウエート」は継続した。同社にとって原油価格の下落は、サウジアラビアで展開する石油化学コンビナート「ペトロ・ラービグプロジェクト」の石油化学事業のスプレッド悪化となるため、ネガティブに働くが、原燃料安などである程度相殺可能で影響は限定的とみている。
　特に、１６年３月期は健康・農業関連事業が、円安やモンサント社との提携範囲拡大に伴うフルミオキサジンの拡販などで収益に寄与する見通しだ。同証券では１５年３月期の連結営業利益は会社予想１０５０億円（前期比４．１％増）に対し１１００億円と増額を予想、１６年３月期は同１４４０億円、１７年３月期は１５８０億円と連続増益を見込んでいる。

住友化の株価は１３時１８分現在５６７円（△８円）




出所：株経通信（株式会社みんかぶ）