レゾナック、今期経常を赤字縮小に上方修正

　レゾナック・ホールディングス <4004> [東証Ｐ] が11月9日大引け後(15:00)に決算を発表。23年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常損益は71.5億円の赤字(前年同期は653億円の黒字)に転落した。
　しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の260億円の赤字→210億円の赤字(前期は593億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の370億円の赤字→430億円の赤字(前期は307億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の146億円の赤字→96.4億円の赤字(前年同期は116億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比76.1％減の42億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の4.4％→2.7％に悪化した。

株探ニュース