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マイネットのニュース
このコンテンツは、マイネット<3928>の2018年12月期(2018年1-12月期)の決算説明会の音声を文字に起こしたものです。なお、実際の説明会で使用された資料は、同社のウェブサイトをご覧下さい。6本に分けたコンテンツの6本目です。
少し細目に落としました。
当社のゲームサービスの7ステップの構造にそれぞれ今回展開していく7つの投資項目を当てたものになっています。
例えば仕入段階はデータドリブン値付け、独自の将来予測のアルゴリズムで、そのタイトルが将来キャッシュフローを幾ら稼ぐかというものを算定することができます。それを、いまさらに磨いている最中になります。ここの部分にさらに投資をしていったり、すでに成果が出始めているRPAを全体に展開していきます。また、まだ今後未来においてもしっかりとAIを磨き上げ続けることができるように、データの基盤37タイトル全体から、あらゆるタイミングと、あらゆる時断面のデータを集約できるようなデータ基盤というものを築き上げてまいります。さらに、予測型AIの開発、PARADE商品を全体としてAI化していく、相互送客のタイミングをAIで最適化してターゲティングしていくことや、様々な部分にAIを注入していくということを実施してまいります。先ほどの総AI人材化。最後にデータドリブン人材配置、FFS理論というチームの生産性パフォーマンスを最大に上げるための理論をベースとしています。アメリカの海兵隊などでも使われているチームロジックがありますが、そのチームロジックに基づいて最適にその人が一番パフォーマンスが上がる配置を行っていくという、システムを作りに行っております。
様々なお話をしてしまって少し盛り沢山になっているかもしれませんが、すべての項目に対して一斉に投資をしていくこと、それによって全社全体がAI進化を行い、全社全体がAI時代データドリブンで仕事をするのが当たり前の文化になっていきます。そのための投資をこの2019年しっかりと行っていくことを大きな方針として、戦略として実行しようとしていることになります。
650人総AI人材化のプログラムの話です。全員がデータドリブンで仕事ができ、機械学習を仕事に使えるメンバーが過半数になっているという状態です。4月から先行の導入を開始し、その後、全社展開という進行で進めてまいります。プログラムの生成はほぼ今完成した状態です。
続いて3つ目。コーポレートブランディングです。マイネットはこれまで、ゲームサービス業というものについて、こちらに集まってくださっている皆様にはお伝えをしてまいりました。ただ世の中全体に認知いただけているかというと、やはりまだまだだと思っています。
我々が築いてきているこのゲームサービス業というもののあり方、それの意味・意義、これをしっかりと社会の皆様にご存知いただいと考えています。。そのためのブランディング投資を進めてまいりたいと考えております。まだまだ世の中の多くの方々は、これまでのゲーム業界の常識や、これまでのオンラインではなかった時代の常識にとらわれています。とらわれているからこそ、そのまま旧常識のままでとらえており、まだその新常識の使い方や、それにメリットがあるのかということをご存知いただきづらい状態になっています。そこをしっかりと伝わりやすいように伝えることで、新常識ベースで考えるとこんなに良いことがあるというのを皆さんにご存知いただきたいと思っています。
例えばゲーム業界仕入先の皆様。実際にポテンシャルがあるタイトルなのに、売却検討なく終了しているようなタイトルがまだまだ多くあります。実際はマイネットに売却した方がハイリターンになります。これはキャッシュの面でもハイリターンになりますし、またブランディングやユーザーさんを守っていくというところで様々な面でのリターンがマイネットへの売却によって得られるということを業界の皆様にご存知いただけるようなブランディング投資をしてまいりたいと思っています。
またユーザーさんの中には、まだまだゲームメーカーさんが売却をしたという瞬間に、見放されたと感じる方がおられます。しかし、メーカーさんがやり続けていたら、そのコミュニティが終わっていた、居場所が消えていた、それをそうではない状態にマイネットが実現している、マイネットに移管することによって、コミュニティの維持や発展が担保されるということ、その事実をユーザーさんにご存知いただけるようにメッセージをお伝えしていきます。
次に採用候補者。オンラインな時代において、ユーザーさんとのタッチポイント、お金を払ってくださるバリューポイントはどこにあるかというと完全に運営段階にあります。運営段階におけるゲーム開発こそが、オンライン時代におけるゲーム開発のメインストリームになっていきます。ゲームクリエイターとしての本質的なゲーム開発キャリアとして、運営というフェーズがあるのだということを採用候補者の皆さんにお伝えしていくようなメッセージをしていきたいと思います。
また投資家の皆様。途中でも申し上げましたが、ゲームサービス業というものは、このゲームセクター全体の中でいわばまったくの別業態として存在・成立をしていることを皆様にご存知いただきたいなと思っております。正しく市場を因数分解してとらえた時に、他のゲームメーカーさんにおいても同じ事情が発生している事実でありますとか、まだ投資家の皆様やあと業界の皆さん方もそのようなフレームワークのコンセンサスを作っていくことによって、業態の理解を皆様に持っていただけるようにしていきたいと考えております。
仕入ペースの増強、全領域のAI進化、そしてコーポレートブランディング。この三つの施策を2019年特に進行してまいりますが、その中でも、この全領域AI進化、コーポレートブランディングにはかなりの投資をしてまいります。2019年はしっかりとお金を使って中長期の成長を作るということを進めてまいる所存でございます。その中で、2019年12月期の業績予想を示させていただいております。中長期の成長に向けたAIとコーポレートブランディングに8億円の投資をするということを意思決定してこの計画を進めてまいる所存でございます。もちろん本当は利益が出ますが、その出る利益をそのままこのフェーズで置いてしまうのではなく、しっかりとその次の段階、中長期の成長を遂げていけるように、AIとブランディングの2点に、集中的に投資を進めてまいります。その投資を2年、3年でリターンさせていくことによって、株主の皆様に還元していけるようにしていくということが今回の大きな方針でございます。
中長期成長に向けて8億円を投資しますがそれでも通期黒字の見通しです。そして売上高に関しては、しっかりと10%以上の成長を遂げてまいる計画です。
そのうえで、第1クォーターに関しては、この投資を費用先行で進めております。また、第1クォーターに少し大きめの再生案件、先ほどの話でいうと6ヶ月間赤字を掘った上で戻していくというタイプの案件がありますので、単クォーターとしてはマイナスを計上するという見通しでございます。
新規事業と中長期の成長に向けた考え方をご案内申し上げます。中盤でマイネットはコミュニティの会社ですと申し上げました。そのコミュニティをしっかり永続発展させていくことが我々のミッションです。このコミュニティの種類のまず第一義が現在のスマートフォンゲームです。そして今後は5Gの時代が進んでまいりますと、VRの領域、ARの領域、IoTの領域といったものが横に広がってまいります。まだどの領域が本当のブレークを迎えるかということは、まだお話できる状況ではございません。ただ、その次なる5Gの時代における発展するコミュニティに早めのうちからしっかりと投資を進めて、コミュニティの領域・領分を広げておくということを今後の取り組みとして進めてまいります。
そして永続発展の手段の1つはすでに成立しているセカンダリーです。また、運営の自動化。今現在取り組んでいるAI・RPA。マネタイズの最適化。そして、流入確保/広告最適化、これまでもネクストマーケティングというチームで進めてきたような領域です。こういった様々な永続発展のための取り組みを重ねていくことが当社の新規事業に対する考え方であります。少しずつ少しずつ、それぞれの領域に投資をしていくという考えでおります。
そして中長期の成長戦略です。
中盤でお話をした通り、ゲームサービス業そのもののベース市場がまだまだ成長しています。その領域で圧倒的なナンバーワンである当社は、この領域でしっかりと成長を重ねていくことをまずベースとして行います。その上で、次に見ていく大きな変化は、やはり5Gのタイミングだと考えています。市場に実体としてあらわれてくるのは2021年2022年ないしは2023年という時期になってくるかと思います。
そこまでは、ゲームサービス業の4G時代における成長を逓増させつつ、5Gの時代になった時にその通信特性によって花開くであろう領域に対して逐次の投資を行い、次の時代においても今現在持っているコミュニティ×AIというドメインの中で成長を遂げていくこと、これがマイネットがここから先長く、オンライン時代の100年企業になっていく上において描いている中長期の戦略であります。
本日はまず足元の話をさせていただきました。そのうえで少し抽象化したところも含めた中長期の成長のお話をさせていただきました。そこに向かってしっかりと投資も行って、長期のリターンを得ていくということを意思を持って進めてまいりたいと思います。
これからもぜひ皆様に応援をいただけますと幸いでございます。
本日はご清聴いただきましてありがとうございました。
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