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パイプドHDのニュース
■パイプドHD<3919>の業績動向
(4) 財務状況及びキャッシュ・フローの状況
2020年2月期の財務状況は、資産合計は7,128百万円(前期末比1,250百万円増)となった。流動資産は1,454百万円増加したが、主に現預金の増加1,114百万円、売掛債権の増加258百万円による。固定資産は204百万円の減少となったが、有形固定資産の減少20百万円、投資その他の資産の減少189百万円による。負債合計は3,226百万円(同207百万円減)となったが、主に1年内返済予定の長期借入金を含めた短期借入金等の減少438百万円、未払法人税等増加485百万円、長期借入金の減少960百万円などによる。純資産は、1,458百万円増加して3,901百万円となったが、主に当期純利益の計上による利益剰余金の増加688百万円、自己株式の処分893百万円などによる。
営業活動によるキャッシュ・フローは1,272百万円の収入となったが、主な収入は税金等調整前当期純利益の計上1,193百万円、減価償却費171百万円、主な支出は売上債権の増加258百万円であった。投資活動によるキャッシュ・フローは175百万円の支出となったが、主にソフトウェアを中心とした無形固定資産の取得172百万円等による。財務活動によるキャッシュ・フローは17百万円の収入となったが、主な収入は自己株式の処分899百万円、主な支出は借入金の返済(ネット)763百万円、配当金支払い129百万円などによる。この結果、期間中の現金及び現金同等物は1,114百万円増加し、期末の残高は3,538百万円となった。
(5) 2020年2月期の主なトピックス
a) 子会社ブルームノーツを解散(2019年12月)
ブルームノーツは、企業独自のノウハウをプログラムとして体系化し、運用をサポートする「オーダーメイド人材育成代行事業」を行ってきたが、当初の事業計画から大幅に乖離する業績となり、今後も業績拡大の見通しが厳しいと判断し、2019年12月に解散を決定した。ブルームノーツの業績は、2020年2月期決算には反映されているが、2021年以降は含まれない。
b) 新株予約権行使による資金調達
2018年4月に発行した第5回/第6回新株予約権がすべて行使され、約900百万円を調達した。この間の流れは以下のようであった。
2015年10月:組織再編に反対する株主1名から同社株式を取得し、自己株として保有。
・普通株式50万株 取得価額894百万円(1株当たり1,788円)
2018年4月:マッコリー・バンク・リミテッドに第5回/第6回新株予約権を割当
・合計5,000個(50万株相当)
~2020年1月:第5回/第6回新株予約権すべてが行使された
・行使に対しては保有する自己株式50万株を交付(新株発行による希薄化はなかった)
・調達額900百万円(1株当たり1,800円)
マッコーリー・バンク・リミテッドから、取得した株式を主に市場内で処分したとの報告があり、従前に比べて株式の流動性は向上したと言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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(4) 財務状況及びキャッシュ・フローの状況
2020年2月期の財務状況は、資産合計は7,128百万円(前期末比1,250百万円増)となった。流動資産は1,454百万円増加したが、主に現預金の増加1,114百万円、売掛債権の増加258百万円による。固定資産は204百万円の減少となったが、有形固定資産の減少20百万円、投資その他の資産の減少189百万円による。負債合計は3,226百万円(同207百万円減)となったが、主に1年内返済予定の長期借入金を含めた短期借入金等の減少438百万円、未払法人税等増加485百万円、長期借入金の減少960百万円などによる。純資産は、1,458百万円増加して3,901百万円となったが、主に当期純利益の計上による利益剰余金の増加688百万円、自己株式の処分893百万円などによる。
営業活動によるキャッシュ・フローは1,272百万円の収入となったが、主な収入は税金等調整前当期純利益の計上1,193百万円、減価償却費171百万円、主な支出は売上債権の増加258百万円であった。投資活動によるキャッシュ・フローは175百万円の支出となったが、主にソフトウェアを中心とした無形固定資産の取得172百万円等による。財務活動によるキャッシュ・フローは17百万円の収入となったが、主な収入は自己株式の処分899百万円、主な支出は借入金の返済(ネット)763百万円、配当金支払い129百万円などによる。この結果、期間中の現金及び現金同等物は1,114百万円増加し、期末の残高は3,538百万円となった。
(5) 2020年2月期の主なトピックス
a) 子会社ブルームノーツを解散(2019年12月)
ブルームノーツは、企業独自のノウハウをプログラムとして体系化し、運用をサポートする「オーダーメイド人材育成代行事業」を行ってきたが、当初の事業計画から大幅に乖離する業績となり、今後も業績拡大の見通しが厳しいと判断し、2019年12月に解散を決定した。ブルームノーツの業績は、2020年2月期決算には反映されているが、2021年以降は含まれない。
b) 新株予約権行使による資金調達
2018年4月に発行した第5回/第6回新株予約権がすべて行使され、約900百万円を調達した。この間の流れは以下のようであった。
2015年10月:組織再編に反対する株主1名から同社株式を取得し、自己株として保有。
・普通株式50万株 取得価額894百万円(1株当たり1,788円)
2018年4月:マッコリー・バンク・リミテッドに第5回/第6回新株予約権を割当
・合計5,000個(50万株相当)
~2020年1月:第5回/第6回新株予約権すべてが行使された
・行使に対しては保有する自己株式50万株を交付(新株発行による希薄化はなかった)
・調達額900百万円(1株当たり1,800円)
マッコーリー・バンク・リミテッドから、取得した株式を主に市場内で処分したとの報告があり、従前に比べて株式の流動性は向上したと言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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