王子ＨＤ、前期経常を6％下方修正

　王子ホールディングス <3861> [東証Ｐ] が4月26日後場(13:00)に業績修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の900億円→850億円(前の期は950億円)に5.6％下方修正し、減益率が5.3％減→10.5％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の391億円→341億円(前年同期は347億円)に12.8％減額し、一転して1.7％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2024年３月期の連結業績予想については、国内事業において見込んでいた需要の回復がみられず販売数量が減少したことや海外事業におけるパルプ市況の下振れ等の影響があり、営業利益は前回公表の予想を下回る見通しです。営業外収益として外貨建資産負債の評価替えによる為替差益の発生があるものの、特別損失として減損の兆候が認められる一部の事業用資産について固定資産の減損損失を計上することを見込んでいることもあり、親会社株主に帰属する当期純利益も前回公表の予想を下回る見通しです。※ 上記に記載した業績予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。