536円
ODKソリューションズのニュース
■業績動向
1. 2019年3月期決算の業績概要
ODKソリューションズ<3839>は4月26日付で2019年3月期連結決算の発表を行った。それによると、売上高は5,337百万円で前期比9.0%増、営業利益は571百万円で同56.1%増、経常利益は613百万円で同58.4%増、親会社株主に帰属する当期純利益は307百万円で同18.9%増であった。
前期比9.0%増の売上高を計上した要因は、金融業務の終了等があった一方で、入試アウトソーシングサービスにおける大規模校の新規受託や運用処理件数増、証券総合システム 『SENS21』の新規ユーザー運用開始、医療領域のシステム開発・運用業務等が順調に拡大したこと等による。事業別では、システム運用が4,828百万円(単体、前期比10.4%増)、システム開発及び保守が426百万円(同16.7%増)とそれぞれ増収となった。
業務別(単体)で見ると、教育業務については、Web出願システム、入試アウトソーシングサービス、及び『UCARO』の新規受託増により、3,075百万円(前期比10.6%増)と拡大した。証券・ほふり業務は、証券総合システム『SENS21』新規ユーザーの運用開始等により、1,370百万円(同12.4%増)であった。一般業務は、ファルコバイオシステムズの臨床事業にかかるシステム開発・運用業務等で766百万円(同30.6%増)と拡大した。一方、金融業務については、第1四半期で終了し42百万円(同73.7%減)となった。
一方、営業費用(単体)については、教育関連サービス新規受託や処理件数増、臨床事業にかかるシステム開発・運用業務により、外注費(同社勘定科目上では「支払手数料」)の増加、オフィス環境の見直しや社内インフラの最適化といったハード面の整備にかかる減価償却費や消耗品費の増加等による経費の増加、事業拡大による従業員の増加等にともなう影響により増加し、4,688百万円(前期比6.8%増)であった。ただし、売上高の伸び(単体、10.7%)に比べ、営業費用は6.8%増にとどまったため、売上拡大に伴う売上総利益の増大によって、営業利益、経常利益は大幅に拡大した。
同社は、2009年3月期に過去最高の単体売上高(5,786百万円)を計上して以後、証券取引所統合の影響により一時期は受託事業が縮小していた。しかし、2014年3月期に売上高が底入れ(3,112百万円)し、単体営業利益についても2016年3月期で底入れ(96百万円)となり、それ以降は2019年3月期で5期連続増収・3期連続増益で、事業拡大傾向がさらに鮮明になってきたと同時に、以降は成長フェーズになると考える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田秀樹)
<YM>
1. 2019年3月期決算の業績概要
ODKソリューションズ<3839>は4月26日付で2019年3月期連結決算の発表を行った。それによると、売上高は5,337百万円で前期比9.0%増、営業利益は571百万円で同56.1%増、経常利益は613百万円で同58.4%増、親会社株主に帰属する当期純利益は307百万円で同18.9%増であった。
前期比9.0%増の売上高を計上した要因は、金融業務の終了等があった一方で、入試アウトソーシングサービスにおける大規模校の新規受託や運用処理件数増、証券総合システム 『SENS21』の新規ユーザー運用開始、医療領域のシステム開発・運用業務等が順調に拡大したこと等による。事業別では、システム運用が4,828百万円(単体、前期比10.4%増)、システム開発及び保守が426百万円(同16.7%増)とそれぞれ増収となった。
業務別(単体)で見ると、教育業務については、Web出願システム、入試アウトソーシングサービス、及び『UCARO』の新規受託増により、3,075百万円(前期比10.6%増)と拡大した。証券・ほふり業務は、証券総合システム『SENS21』新規ユーザーの運用開始等により、1,370百万円(同12.4%増)であった。一般業務は、ファルコバイオシステムズの臨床事業にかかるシステム開発・運用業務等で766百万円(同30.6%増)と拡大した。一方、金融業務については、第1四半期で終了し42百万円(同73.7%減)となった。
一方、営業費用(単体)については、教育関連サービス新規受託や処理件数増、臨床事業にかかるシステム開発・運用業務により、外注費(同社勘定科目上では「支払手数料」)の増加、オフィス環境の見直しや社内インフラの最適化といったハード面の整備にかかる減価償却費や消耗品費の増加等による経費の増加、事業拡大による従業員の増加等にともなう影響により増加し、4,688百万円(前期比6.8%増)であった。ただし、売上高の伸び(単体、10.7%)に比べ、営業費用は6.8%増にとどまったため、売上拡大に伴う売上総利益の増大によって、営業利益、経常利益は大幅に拡大した。
同社は、2009年3月期に過去最高の単体売上高(5,786百万円)を計上して以後、証券取引所統合の影響により一時期は受託事業が縮小していた。しかし、2014年3月期に売上高が底入れ(3,112百万円)し、単体営業利益についても2016年3月期で底入れ(96百万円)となり、それ以降は2019年3月期で5期連続増収・3期連続増益で、事業拡大傾向がさらに鮮明になってきたと同時に、以降は成長フェーズになると考える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 山田秀樹)
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