776円
システム ディのニュース
■今後の見通し
●2019年10月期の見通し
2019年10月期についてシステム ディ<3804>は、売上高3,484百万円(前期比2.5%増)、営業利益442百万円(同13.1%増)、経常利益440百万円(同13.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益297百万円(同15.0%増)と増収増益を予想している。達成されれば、営業利益は2018年10月期に続いて過去最高益の更新となる。
増収率が前期比2.5%増と1ケタ台前半にとどまっていることは、一見すると低い印象を受ける。2018年10月期同様、特殊な大型案件はないと見込まれるなかで、学園ソリューション事業は大型更新需要の直前ということで前期比横ばいから微増の想定をしているものと弊社では推測している。ウェルネスソリューション事業やソフトエンジニアリング事業、公教育ソリューション事業については堅調な伸びが続くと期待されるが、公会計ソリューション事業については、新製品の『創生』の立ち上がりを慎重に見て減収を想定している可能性があると弊社ではみている。
利益面では、売上高の慎重な見方を反映して経常利益について440百万円と中期経営計画の業績目標である500百万円を下回る予想としている。売上高経常利益率は2018年10月期の11.4%から2019年10月期は12.6%に改善する予想となっている。前期同様、パッケージソフトの開発・製造プロセス効率化や、高採算のストック収入の売上構成比の上昇により、利益率の改善を織り込んだとみられる。
弊社が注目するのは、収益の上下バランスの変化だ。同社の期初予想では、2019年10月期は第2四半期(上期)は前年同期比で減収減益を、下期は逆に増収増益となる構成となっている。公共部門向けのビジネスでは年度末の3月に売上計上となることが多いが、それは10月決算である同社の上期に含まれるため、上期偏重のバランスが続いてきた。2019年10月期については、公会計ソリューション事業での需要一服や、月次ベースで一定の収入が入るストック収入の売上拡大を反映してこうした予想に至ったとみられる。仮にこの業績予想のとおりで推移した場合、第2四半期決算は前年同期比で20%超の減益となり、一時的にせよサプライズにつながる可能性がある点には注意が必要だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<HN>
●2019年10月期の見通し
2019年10月期についてシステム ディ<3804>は、売上高3,484百万円(前期比2.5%増)、営業利益442百万円(同13.1%増)、経常利益440百万円(同13.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益297百万円(同15.0%増)と増収増益を予想している。達成されれば、営業利益は2018年10月期に続いて過去最高益の更新となる。
増収率が前期比2.5%増と1ケタ台前半にとどまっていることは、一見すると低い印象を受ける。2018年10月期同様、特殊な大型案件はないと見込まれるなかで、学園ソリューション事業は大型更新需要の直前ということで前期比横ばいから微増の想定をしているものと弊社では推測している。ウェルネスソリューション事業やソフトエンジニアリング事業、公教育ソリューション事業については堅調な伸びが続くと期待されるが、公会計ソリューション事業については、新製品の『創生』の立ち上がりを慎重に見て減収を想定している可能性があると弊社ではみている。
利益面では、売上高の慎重な見方を反映して経常利益について440百万円と中期経営計画の業績目標である500百万円を下回る予想としている。売上高経常利益率は2018年10月期の11.4%から2019年10月期は12.6%に改善する予想となっている。前期同様、パッケージソフトの開発・製造プロセス効率化や、高採算のストック収入の売上構成比の上昇により、利益率の改善を織り込んだとみられる。
弊社が注目するのは、収益の上下バランスの変化だ。同社の期初予想では、2019年10月期は第2四半期(上期)は前年同期比で減収減益を、下期は逆に増収増益となる構成となっている。公共部門向けのビジネスでは年度末の3月に売上計上となることが多いが、それは10月決算である同社の上期に含まれるため、上期偏重のバランスが続いてきた。2019年10月期については、公会計ソリューション事業での需要一服や、月次ベースで一定の収入が入るストック収入の売上拡大を反映してこうした予想に至ったとみられる。仮にこの業績予想のとおりで推移した場合、第2四半期決算は前年同期比で20%超の減益となり、一時的にせよサプライズにつながる可能性がある点には注意が必要だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
<HN>
この銘柄の最新ニュース
システムディのニュース一覧- システム ディ、株式会社ロッテホールディングスに『規程管理システム』を導入 2024/09/24
- 決算マイナス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】 … エネチェンジ、学びエイド、HEROZ (9月13日~19日発表分) 2024/09/21
- 決算マイナス・インパクト銘柄・引け後 … パーク24、トリプラ、コーセル (9月17日発表分) 2024/09/18
- システム ディ---3Q売上高微減なるも、新規及び追加のシステム提案やクラウドサービスの拡大に注力 2024/09/18
- システム ディ---「Smart Hello チケット」が遊び予約サイト「アソビュー!」と連携開始 2024/09/18
マーケットニュース
- 総裁選の次は解散総選挙へ 「選挙関連株」が動兆カウントダウン <株探トップ特集> (09/26)
- 明日の株式相場に向けて=10月相場も半導体狂騒曲は続く (09/26)
- 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、米追加利下げ観測も円売りがサポート (09/26)
- 26日香港・ハンセン指数=終値19924.58(+795.48) (09/26)
システム ディの取引履歴を振り返りませんか?
システム ディの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。