東証、フレームワークスを上場廃止・10月13日付で

東証は12日、10月13日付で上場廃止と発表。
07年5月期の連結財務諸表に対し監査法人トーマツが
監査意見を表明しなかったことを受け、影響が重大と判断。
9月13日付で整理ポストに割当。

07年5月期まで2期連続の最終赤字を計上し、
前期末は6億9600万円の債務超過。

債務超過解消のための第三者割当増資などの
めどが立たなかったことで、
8月30日にトーマツは
継続企業の前提に重要な疑義があるとして
「監査意見を表明しない」旨を記載した監査報告書を提出。

東証は同社株を監理ポストに割り当てていた。

東証は「投資判断の基礎となる重要な情報が
適正に開示されている状況とは到底認められない」と。

https://post.tokyoipo.com/visitor/search_by_info/infofile.php?brand=833&info=246057

意見差し控え食らってますからねえ・・
しょうがない。
最終取引日は10月11日に。

１２日はストップ高で引けてる。こういうはめ込み多くない？
で、この銘柄もマザーズか...

フレームワークスの平成19年５月期の財務諸表は、

増資などが実行できるならば・・・企業は継続するので、
継続企業を前提として作成されている現在の財務諸表は正しい。

増資などが実行できなければ・・・企業は継続できない可能性が
高いので、継続企業を前提としない財務諸表（清算財務諸表）を
作成すべきであり、現在の財務諸表は誤りである。

ということになり、財務諸表が正しいかどうかを
判断するためには、合理的な経営計画が不可欠な状況。

監査法人トーマツは、
合理的な経営計画が提示されなかったため、
財務諸表が正しいかどうかを判断するための
重要な監査手続が実施できなかったことから、
意見を表明せず。


新興市場上場企業の決算や情報開示体制に対する不信によって
株価が低迷していることは、
まともに経営している企業にとってはいい迷惑であり、
また、資本市場の効率性という観点からも
決して望ましい状況ではない。

このような企業は退場していただいて、
新興市場が本来の役割を果たすような市場に
早く変わってもらいたいもの。


今年監査法人が意見を表明しなかった新興企業　
日経金融新聞より

インターネット総合研究所（トーマツ）・・・経営破綻した
子会社の監査手続きを実施できず

オープンインターフェース（隆盛）・・・貸付金などの
回収可能性の不確実性

アーティストハウスホールディングス（アスカ）・・・スイスの
関連会社の監査未了と今後の資金繰りの不確実性

フレームワークス（トーマツ）・・・５月期末で債務超過。
増資の実現が未確定。