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*13:07JST フォーシーズ Research Memo(7):再生可能エネルギー事業へ参入。早期の黒字化実現へ向け各種施策を加速(2)
■フォーシーズHD<3726>の今後の見通し
2. 重点施策
セグメント別の重点施策は以下のとおりである。
(1) 通販事業
通販事業では、2022年9月期に5期ぶりに黒字化を達成し、その後も黒字化体質へ改善している。2024年9月期は、既存顧客の掘り起こしによる顧客ストックの積み上げ、コールセンターを生かした顧客の育成による収益拡大、自社オンラインショップサイト改修やモール販売強化、SNSの活用や広告配信などによるブランドの認知向上に注力する。また、2022年12月から架電代行業務をスタートしており、人材不足を抱えている企業とのマッチングにより機会を創出する方針である。
(2) 卸売事業
卸売事業では、「FAVORINA」「FINE VISUAL」「AROMA BLOOM」の各ブランドについて、国内・海外の卸売事業ともに認知拡大を目的としたプロモーション活動を継続する。2024年9月期は、医薬部外品の売り場拡大によるピーリング市場の掘り起こしと主力商品の拡大、国内での新たな市場への参入、海外展開の強化に注力する。2023年9月期から販路拡大を目的とし各自治体の「ふるさと納税」事業へ参画したほか、SDGs経営を実行するため、消費期限間近の商品を「Otameshi」サイト内で販売する等、認知向上を図ってきた。国内卸売事業として実績のある「Cure」ブランドについては、インバウンド顧客の回復に加えて、人気ユーチューバーによるプロモーション活動の継続により売上は改善傾向にある。また、主力商品であるピーリング商品以外に、スペシャルパウダーソープにおいても売上が上昇した。海外卸売事業については、2022年6月28日に公表した「子会社に対する仮処分命令申立てに関する和解成立のお知らせ」のとおり、主力商品である「ナチュラルアクアジェル」を中華人民共和国、中華人民共和国香港特別行政区及びアメリカ合衆国において2023年7月31日までの期間において、製造及び販売を行わないこととなっていたが、8月1日より本条件が解除となり、現在は東南アジアを中心としたアジア市場への販売拡大が進んでいる。
(3) リテール事業
リテール事業では、収益性の低い店舗の計画的な閉店とブランド再構築を行い、スクラップ&ビルドによる運営の効率化と、新コンセプト店舗のテストマーケティングによる新たな顧客層の拡大を目指す。2024年9月期は、地域特性に合わせたMD(ブランド、店舗、顧客)コンセプトによる店舗スタイルの見直し、ツールを使用した再来店アプローチの強化、仕入れ価格の交渉及びOEM製品開発による原価率の改善により、既存店舗の活性化と収益性の低い店舗のスクラップを進め、早期の業績拡大と黒字化を目指す。
(4) コンサルティング事業
コンサルティング事業では、食品業界に浸透しつつある食品衛生法上のHACCP管理への指導、JFSM(食品安全マネジメント協会)規格の認証コンサルタント業務へ注力していく。HACCP管理への指導及びJFSM認証コンサルタント業務については、顧客によって明暗が分かれているのが実情で、HACCPの国内における浸透も進んでいない。そのため、顧客の工場新設・増設案件などに衛生コンサルティングを提案していく。今後はコンサルティング事業として再生エネルギー事業の参入等、事業の取捨選択を行い利益創出に努めていく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)
<AS>
2. 重点施策
セグメント別の重点施策は以下のとおりである。
(1) 通販事業
通販事業では、2022年9月期に5期ぶりに黒字化を達成し、その後も黒字化体質へ改善している。2024年9月期は、既存顧客の掘り起こしによる顧客ストックの積み上げ、コールセンターを生かした顧客の育成による収益拡大、自社オンラインショップサイト改修やモール販売強化、SNSの活用や広告配信などによるブランドの認知向上に注力する。また、2022年12月から架電代行業務をスタートしており、人材不足を抱えている企業とのマッチングにより機会を創出する方針である。
(2) 卸売事業
卸売事業では、「FAVORINA」「FINE VISUAL」「AROMA BLOOM」の各ブランドについて、国内・海外の卸売事業ともに認知拡大を目的としたプロモーション活動を継続する。2024年9月期は、医薬部外品の売り場拡大によるピーリング市場の掘り起こしと主力商品の拡大、国内での新たな市場への参入、海外展開の強化に注力する。2023年9月期から販路拡大を目的とし各自治体の「ふるさと納税」事業へ参画したほか、SDGs経営を実行するため、消費期限間近の商品を「Otameshi」サイト内で販売する等、認知向上を図ってきた。国内卸売事業として実績のある「Cure」ブランドについては、インバウンド顧客の回復に加えて、人気ユーチューバーによるプロモーション活動の継続により売上は改善傾向にある。また、主力商品であるピーリング商品以外に、スペシャルパウダーソープにおいても売上が上昇した。海外卸売事業については、2022年6月28日に公表した「子会社に対する仮処分命令申立てに関する和解成立のお知らせ」のとおり、主力商品である「ナチュラルアクアジェル」を中華人民共和国、中華人民共和国香港特別行政区及びアメリカ合衆国において2023年7月31日までの期間において、製造及び販売を行わないこととなっていたが、8月1日より本条件が解除となり、現在は東南アジアを中心としたアジア市場への販売拡大が進んでいる。
(3) リテール事業
リテール事業では、収益性の低い店舗の計画的な閉店とブランド再構築を行い、スクラップ&ビルドによる運営の効率化と、新コンセプト店舗のテストマーケティングによる新たな顧客層の拡大を目指す。2024年9月期は、地域特性に合わせたMD(ブランド、店舗、顧客)コンセプトによる店舗スタイルの見直し、ツールを使用した再来店アプローチの強化、仕入れ価格の交渉及びOEM製品開発による原価率の改善により、既存店舗の活性化と収益性の低い店舗のスクラップを進め、早期の業績拡大と黒字化を目指す。
(4) コンサルティング事業
コンサルティング事業では、食品業界に浸透しつつある食品衛生法上のHACCP管理への指導、JFSM(食品安全マネジメント協会)規格の認証コンサルタント業務へ注力していく。HACCP管理への指導及びJFSM認証コンサルタント業務については、顧客によって明暗が分かれているのが実情で、HACCPの国内における浸透も進んでいない。そのため、顧客の工場新設・増設案件などに衛生コンサルティングを提案していく。今後はコンサルティング事業として再生エネルギー事業の参入等、事業の取捨選択を行い利益創出に努めていく。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)
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