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エムアップホールディングスのニュース
■今後の方向性
1. 持株会社体制への移行
2020年4月1日に移行する持株会社体制については、エムアップ<3661>がエムアップホールディングス(予定)へ商号変更し、持株会社として各事業会社を束ねる形となる。ポイントは、EMTGとファンクラブサイト事業を統合し、新たに事業会社(株)ファンプラスを設立するところや、チケット事業を展開する(株)Tix plus及びコンテンツ事業を引き継ぐ(株)クリエイティブプラスを設立するところである。すなわち、EMTGとの統合を仕上げるとともに、経営資源の最適配分や迅速な意思決定、よりグループシナジーが発揮できる体制へと進化することで、成長を加速するところに狙いがあると見られる。
2.今後の成長イメージ
同社のこれまでの基本戦略は、ファンクラブサイトを起点としてロイヤリティの高い会員基盤の拡大を図るとともに、関連するコンテンツやEC事業とのシナジー効果を高めるところにあった。今後は、さらに「電子チケット事業」や「VR事業」との相互連携が加わることにより、グループ全体で成長を加速する戦略を描いている。
3.今後の事業戦略
同社は、今後の事業戦略のポイントとして、1) 基盤強化の継続、2) 事業シナジーの追求、3) 積極的な事業投資による成長加速を挙げている。具体的には、強力IPの獲得に向けた活動(基盤強化)を継続するとともに、IPと動画配信ノウハウを生かした独自のVR事業の展開、並びにIPとアプリの組み合わせによる公式アプリ展開(ファンメールを含む)といった事業シナジーの追求を目論む。また、電子チケットサービスを同社のファンクラブサイトやVRライブ事業へ導入するととともに、他社アプリへのOEM供給、チケットトレードセンター機能を生かした2次流通市場の創出など、成長加速に向けた新規事業投資にも積極的に取り組む方針である。
弊社でも、市場拡大が期待される「VR事業」や「電子チケット事業」への参入が、中長期的な成長加速に結び付く可能性が高いと評価している。特に、VR事業については、同社ならではのIP獲得やVR体験の提供のほか、課金ポイント(マネタイズ)の巧拙が成功のカギを握るだろう。また、電子チケット事業についても、デファクトスタンダードと成り得る事業モデルとしての優位性はもちろん、単なる電子チケット販売にとどまらず、クラウドシステムでの会員の囲い込みによるクロスセル(他のアーティストのチケットやグッズ販売、各種VR体験等)や、2次流通市場の創出に向けたイニシアティブの発揮など、様々な可能性を秘めていることから、今後の展開やそのスピードに注目したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<YM>
1. 持株会社体制への移行
2020年4月1日に移行する持株会社体制については、エムアップ<3661>がエムアップホールディングス(予定)へ商号変更し、持株会社として各事業会社を束ねる形となる。ポイントは、EMTGとファンクラブサイト事業を統合し、新たに事業会社(株)ファンプラスを設立するところや、チケット事業を展開する(株)Tix plus及びコンテンツ事業を引き継ぐ(株)クリエイティブプラスを設立するところである。すなわち、EMTGとの統合を仕上げるとともに、経営資源の最適配分や迅速な意思決定、よりグループシナジーが発揮できる体制へと進化することで、成長を加速するところに狙いがあると見られる。
2.今後の成長イメージ
同社のこれまでの基本戦略は、ファンクラブサイトを起点としてロイヤリティの高い会員基盤の拡大を図るとともに、関連するコンテンツやEC事業とのシナジー効果を高めるところにあった。今後は、さらに「電子チケット事業」や「VR事業」との相互連携が加わることにより、グループ全体で成長を加速する戦略を描いている。
3.今後の事業戦略
同社は、今後の事業戦略のポイントとして、1) 基盤強化の継続、2) 事業シナジーの追求、3) 積極的な事業投資による成長加速を挙げている。具体的には、強力IPの獲得に向けた活動(基盤強化)を継続するとともに、IPと動画配信ノウハウを生かした独自のVR事業の展開、並びにIPとアプリの組み合わせによる公式アプリ展開(ファンメールを含む)といった事業シナジーの追求を目論む。また、電子チケットサービスを同社のファンクラブサイトやVRライブ事業へ導入するととともに、他社アプリへのOEM供給、チケットトレードセンター機能を生かした2次流通市場の創出など、成長加速に向けた新規事業投資にも積極的に取り組む方針である。
弊社でも、市場拡大が期待される「VR事業」や「電子チケット事業」への参入が、中長期的な成長加速に結び付く可能性が高いと評価している。特に、VR事業については、同社ならではのIP獲得やVR体験の提供のほか、課金ポイント(マネタイズ)の巧拙が成功のカギを握るだろう。また、電子チケット事業についても、デファクトスタンダードと成り得る事業モデルとしての優位性はもちろん、単なる電子チケット販売にとどまらず、クラウドシステムでの会員の囲い込みによるクロスセル(他のアーティストのチケットやグッズ販売、各種VR体験等)や、2次流通市場の創出に向けたイニシアティブの発揮など、様々な可能性を秘めていることから、今後の展開やそのスピードに注目したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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