決算マイナス・インパクト銘柄 【東証1部】 … エイチーム、カナモト、丹青社 (12月7日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証1部の銘柄である。株価が決算発表前日の12月6日から7日の決算発表を経て10日9時27分現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.2　鳥貴族 <3193>
　19年7月期第1四半期(8-10月)の経常利益(非連結)は前年同期比66.7％減の1.2億円に大きく落ち込み、8-1月期(上期)計画の7.4億円に対する進捗率は16.7％にとどまり、4年平均の51.1％も下回った。

▲No.3　エイチーム <3662>
　19年7月期第1四半期(8-10月)の連結経常利益は前年同期比48.3％減の5億円に落ち込み、通期計画の40億円に対する進捗率は12.7％となり、5年平均の16.4％とほぼ同水準だった。

▲No.4　丹青社 <9743>
　19年1月期の連結経常利益を従来予想の48億円→45億円(前期は47.4億円)に6.3％下方修正し、一転して5.1％減益見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の32.3億円→35億円(前期は32.2億円)に8.4％上方修正し、増益率が0.3％増→8.7％増に拡大する見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<3657> ポールＨＤ 　　東１ 　 -12.30 　 12/ 7　　　3Q　　　 12.69
<3193> 鳥貴族 　　　　東１　　 -8.67 　 12/ 7　　　1Q　　　-66.67
<3662> エイチーム 　　東１　　 -8.46 　 12/ 7　　　1Q　　　-48.27
<9743> 丹青社 　　　　東１　　 -6.06 　 12/ 7　　　3Q　　　　1.36
<3524> 日東網 　　　　東１　　 -1.85 　 12/ 7　　上期　　　-34.77

<9678> カナモト 　　　東１　　 -1.84 　 12/ 7　本決算　　　　4.32
<6309> 巴工業 　　　　東１　　 -1.77 　 12/ 7　本決算　　　 -1.50
<1433> ベステラ 　　　東１　　 -0.57 　 12/ 7　　　3Q　　　　1.85

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした10日9時27分株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース