＜みんかぶ・個人投資家の予想から＞＝「売り予想数上昇」２位にＤＭＰ

　「みんなの株式」が集計する「個人投資家の予想（最新４８時間）」の２６日午前１０時現在で、ディジタルメディアプロフェッショナル<3652.T>が「売り予想数上昇」で２位となっている。

　２６日の東京株式市場で、ＤＭＰの株価は大幅続落後に切り返し、前日比プラス圏に浮上し、前場引けにかけて急上昇するなど波乱の展開となっている。東証が２５日、ＤＭＰ株について２６日から信用取引の日々公表銘柄に指定すると発表した。信用取引の規制強化に伴って、売買の自由度が制限されるとの見方から売りが優勢となっていたが、一巡後は買い優勢に転じ上昇が加速している。

　同社は１７日午前１０時ごろに、豊通エレクトロニクス（名古屋市西区）と共同で、ＩＰＳＬ（Ｉｍａｇｅ　Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ　Ｓｈａｄｅｒ　Ｌｉｂｒａｒｙ）を開発したと発表したことをきっかけに、１６日終値で１８４８円だった株価が、２５日には一時３９１５円まで買い進まれる経緯となっていた。きょう前場の終値は、前日比３４５円高の３９２５円と年初来高値を更新している。

　ＩＰＳＬは、従来、専用ＬＳＩ（ＡＳＩＣ）などを活用して実現していた画像処理を、汎用マイコンのＧＰＵで高速に処理させるミドルウエアライブラリのこと。ＩＰＳＬを活用することで、従来処理が重かった画像処理に対して、ＡＳＩＣやＡＳＳＰのような専用プロセッサが不要となるため、コスト面でメリットがあるほか、ターゲット製品に対して最適化とカスタマイズが容易となるなどのメリットがあるという。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）