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GMOペパボのニュース
*14:53JST GMOペパボ Research Memo(13):フロー型ビジネスを拡大することで持続的な収益拡大を目指す
■今後の見通し
3. 今後の成長戦略
GMOペパボ<3633>は今後の成長戦略として、ストック型ビジネスで着実に収益を拡大することに加えて、フロー型ビジネスを育成することでバランスの取れた収益ポートフォリオを構築し、持続的な収益成長を目指す戦略を打ち出している。経営数値目標について、従前は2025年12月期に営業利益25億円を目標に掲げていたが、巣ごもり需要の一巡による消費動向の変化や、エネルギー価格高騰によるコスト増など外部環境が変化していることもあり見直しをした。同社は東証プライム市場上場維持基準のうち流通時価総額基準(100億円)をクリアしていないため、2023年2月に東京証券取引所に上場維持基準の適合に向けた計画書を提出した。そのなかで具体的な経営数値目標や計画達成に向けた施策等を発表することにしている。
「ロリポップ!」「ムームードメイン」「カラーミーショップ」等のストック型ビジネスについては、より安定的で高い収益の獲得を目指すため、優良な顧客となる上位層の獲得や法人顧客獲得に注力し、上位プランの契約数増加と顧客単価上昇によって、安定成長を目指す。「ロリポップ!」や「ムームードメイン」では、アフィリエイトを活用した契約獲得、高品質かつビジネス利用を目的としたサービスや、利便性かつ汎用性の高いサービスの提供に取り組み、「カラーミーショップ」では、既存店舗の規模拡大に合わせたプランの提供や、月商200万円以上の店舗をターゲットとしたプレミアムプランの顧客獲得に注力する。
フロー型ビジネスのうち「SUZURI」や「minne」は需要が旺盛なカテゴリーの強化や越境対応を図ることによって流通額を拡大するほか、「minneカレッジ」やデジタルコンテンツなどへ事業領域を拡大することで、新たな作家、クリエイターの獲得・育成を進め、プラットフォームの活性化を図る。また、「FREENANCE」は利用率の高い業種の顧客獲得を提携戦略によって推進するほか、月額プランや保険プランなど付帯サービスを充実させ利便性の向上を図ることで有料会員を獲得し、安定収益基盤を構築していく戦略だ。
なお、EC関連サービス(カラーミーショップ、SUZURI、minne)の2022年12月期の流通額は前期比で減少に転じたが、2019年の水準と比較すると1.4倍の水準であり、中長期的に見れば成長が続くとの見方に変わりはない。以上から、同社の業績は今後ストック型ビジネスとフロー型ビジネスがそれぞれ成長することで、拡大するものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<YI>
3. 今後の成長戦略
GMOペパボ<3633>は今後の成長戦略として、ストック型ビジネスで着実に収益を拡大することに加えて、フロー型ビジネスを育成することでバランスの取れた収益ポートフォリオを構築し、持続的な収益成長を目指す戦略を打ち出している。経営数値目標について、従前は2025年12月期に営業利益25億円を目標に掲げていたが、巣ごもり需要の一巡による消費動向の変化や、エネルギー価格高騰によるコスト増など外部環境が変化していることもあり見直しをした。同社は東証プライム市場上場維持基準のうち流通時価総額基準(100億円)をクリアしていないため、2023年2月に東京証券取引所に上場維持基準の適合に向けた計画書を提出した。そのなかで具体的な経営数値目標や計画達成に向けた施策等を発表することにしている。
「ロリポップ!」「ムームードメイン」「カラーミーショップ」等のストック型ビジネスについては、より安定的で高い収益の獲得を目指すため、優良な顧客となる上位層の獲得や法人顧客獲得に注力し、上位プランの契約数増加と顧客単価上昇によって、安定成長を目指す。「ロリポップ!」や「ムームードメイン」では、アフィリエイトを活用した契約獲得、高品質かつビジネス利用を目的としたサービスや、利便性かつ汎用性の高いサービスの提供に取り組み、「カラーミーショップ」では、既存店舗の規模拡大に合わせたプランの提供や、月商200万円以上の店舗をターゲットとしたプレミアムプランの顧客獲得に注力する。
フロー型ビジネスのうち「SUZURI」や「minne」は需要が旺盛なカテゴリーの強化や越境対応を図ることによって流通額を拡大するほか、「minneカレッジ」やデジタルコンテンツなどへ事業領域を拡大することで、新たな作家、クリエイターの獲得・育成を進め、プラットフォームの活性化を図る。また、「FREENANCE」は利用率の高い業種の顧客獲得を提携戦略によって推進するほか、月額プランや保険プランなど付帯サービスを充実させ利便性の向上を図ることで有料会員を獲得し、安定収益基盤を構築していく戦略だ。
なお、EC関連サービス(カラーミーショップ、SUZURI、minne)の2022年12月期の流通額は前期比で減少に転じたが、2019年の水準と比較すると1.4倍の水準であり、中長期的に見れば成長が続くとの見方に変わりはない。以上から、同社の業績は今後ストック型ビジネスとフロー型ビジネスがそれぞれ成長することで、拡大するものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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