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TISのニュース
~ノンプログラミングで特殊な会計ロジックに対応~
TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、セガサミーホールディングス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長グループCEO:里見 治紀、以下:セガサミー)にACTIONARISEの「会計処理エンジン」を導入したことを発表します。
■背景
セガサミーグループは、国内外約95社で構成され、エンタテインメントコンテンツ・遊技機・ゲーミングを軸として事業を展開している企業です。同グループの持株会社であるセガサミーは、グループ全体の経営管理をはじめ、経理・総務・ITなどの附帯業務を担っています。
同社は2019年、グループ会社である株式会社セガが使用してきたERPの保守切れを機に新たなERPパッケージへの移行を計画しましたが、それまでERP会計システムやスクラッチのシステムを組み合わせて処理してきた自社固有のロジックへの対応をどう実現するかが課題でした。
移行先となるERPは同社が求める粒度での配賦に標準対応できず、一般的にこのようなケースでは、アドオンを新規開発し個社要件への対応が図られますが、セガサミーではアドオン開発を行わず標準機能のみで運用するというポリシーがありました。
そこで、アドオンの代替手段として複雑な会計ロジックの処理を行うツールが市場に存在するか情報収集を開始しました。
■TISの「会計処理エンジン」選定理由
当初、システム間を連携させるETLツールで候補を探しましたが、複雑な会計処理に対応できる製品を見つけられず、最終手段として中間システムを新規開発する案に傾きかけていたころ、TISから紹介を受けた「会計処理エンジン」が一躍有力候補へと浮上しました。
本製品は元来、さまざまな社内システムからデータを集約して仕訳データを生成し、会計システムを含む周辺システムへ必要な項目と粒度でタイムリーに連携する自動仕訳ツールですが、ERP切替えを円滑化するツールの一つとしてTISが提案していました。その当時、配賦処理に対応していませんでしたが、新機能として加えられないかTISに相談いただき対応することとなりました。まず、配賦の一パターンである本社経費や共通経費をプロジェクトごとに割り当てる共通費配賦処理の機能を「会計処理エンジン」に組み込み、実現性を検証した結果、セガサミーの希望どおりの配賦処理の結果が得られ正式に採用が決定しました。
■導入
TISが経理担当者を含むセガサミーのチームから詳細な会計ルールをヒアリングし、セットアップする手順で導入が進められました。
今回目標とした「会計処理エンジン」の役割は、毎月ERPから出力した会計データを蓄積し、最大の課題であった複雑な配賦処理を行った後、仕訳データを生成し、再度ERPへ連携するものです。(イメージ図参照)。
なお配賦率は毎月変動するため、運用開始後の配賦ルールや仕訳ルールの変更はセガサミー社内で行うこととなりました。「会計処理エンジン」はノンプログラミングで設定ができるため、このような運用の内製化に適しています。
こうしてERPへの移行が完了する2022年8月のタイミングに合わせて、「会計処理エンジン」とのデータ連携がスタートしました。
■導入効果
運用を始めて約1年、「会計処理エンジン」の導入メリットは以下の通りです。
1. 信頼性の高い自動会計処理で経理業務の工数を低減し、社内の人的稼働とIT投資を抑制。
2. ERPに影響を与えずに配賦処理を実現できたため、将来のERPのバージョンアップやSaaS型ERPへの移行が容易になり、環境変化対応力を強化。
■セガサミーホールディングス株式会社 ITソリューション本部 グループシステム開発部 プロフェッショナル 五十嵐 学氏コメント
「要望にかなう配賦機能を先回りで追加開発していただけたように、TISは会計業務やERPの知識が非常に豊富。ここまでの対応を実現できるSIerは多くないと思います。また、ERP製品の知識にも長けており、要望をこと細かく説明しなくても理解いただき、意思疎通がとてもスムーズでした。特に、会計業務に精通したメンバーが常駐し、伴走型で支援してくれたおかげで、不安なく導入を進められました。テスト段階で問題が発生した時は、その場で直接TISと相談し解決策を考えていくことが、スピーディーな導入につながったと思います。今後、会計業務に限らずグループ全体の業務効率化につながる開発案件で、信頼できるベンダーとして相談に乗っていただきたいと思います」。
本件の詳細は以下URLもご参照ください。
https://www.tis.jp/casestudy/casestudy_157.html
■ACTIONARISE「会計処理エンジン」について
「会計処理エンジン」は、会計明細データや取引データなどのトランザクションデータを収集し保存、自動仕訳、債権・債務データ自動生成などの会計処理を高速で行い、周辺システムへ連携するソリューションです。これらすべての処理をノーコードで実現することができます。
詳細はURL:https://www.tis.jp/service_solution/automaticje/をご参照ください。
■「ACTIONARISE」について
TISの「ACTIONARISE」は、データで企業の成長と競争力の強化を実現する経営管理サービス群です。経営に必要なデータの生成から適切な収集・整理、データに基づく経営判断とアクションの定着まで、スピーディーかつ確実なデータドリブン経営への変革をご支援します。
サービス詳細はhttps://www.tis.jp/branding/actionarise/をご参照ください。
■セガサミーホールディングス株式会社について
セガサミーホールディングス株式会社は、総合エンタテインメント企業グループ“セガサミーグループ”の持株会社として、グループの経営管理および附帯する業務を行っています。
「感動体験を創造し続ける~社会をもっと元気に、カラフルに。~」をMission/Purposeに掲げるセガサミーグループは、ゲームコンテンツから映像、トイに至るまで多種多様な“遊び”を提供する「エンタテインメントコンテンツ事業」、ぱちんこ・パチスロの開発から販売までを手がける「遊技機事業」、統合型リゾートの運営およびカジノ機器の開発等を手掛ける「ゲーミング事業」の3つの事業を軸に、エンタテインメントを通じて世界中のあらゆる人に感動体験を提供し続けています。
詳細はURL:https://www.segasammy.co.jp/ja/をご参照ください。
TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/)
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。
TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
◆本サービスに関するお問い合わせ先
TIS株式会社 デジタルイノベーションマーケティング部
E-mail:marke_mb@pj.tis.co.jp
TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:岡本 安史、以下:TIS)は、セガサミーホールディングス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長グループCEO:里見 治紀、以下:セガサミー)にACTIONARISEの「会計処理エンジン」を導入したことを発表します。
■背景
セガサミーグループは、国内外約95社で構成され、エンタテインメントコンテンツ・遊技機・ゲーミングを軸として事業を展開している企業です。同グループの持株会社であるセガサミーは、グループ全体の経営管理をはじめ、経理・総務・ITなどの附帯業務を担っています。
同社は2019年、グループ会社である株式会社セガが使用してきたERPの保守切れを機に新たなERPパッケージへの移行を計画しましたが、それまでERP会計システムやスクラッチのシステムを組み合わせて処理してきた自社固有のロジックへの対応をどう実現するかが課題でした。
移行先となるERPは同社が求める粒度での配賦に標準対応できず、一般的にこのようなケースでは、アドオンを新規開発し個社要件への対応が図られますが、セガサミーではアドオン開発を行わず標準機能のみで運用するというポリシーがありました。
そこで、アドオンの代替手段として複雑な会計ロジックの処理を行うツールが市場に存在するか情報収集を開始しました。
■TISの「会計処理エンジン」選定理由
当初、システム間を連携させるETLツールで候補を探しましたが、複雑な会計処理に対応できる製品を見つけられず、最終手段として中間システムを新規開発する案に傾きかけていたころ、TISから紹介を受けた「会計処理エンジン」が一躍有力候補へと浮上しました。
本製品は元来、さまざまな社内システムからデータを集約して仕訳データを生成し、会計システムを含む周辺システムへ必要な項目と粒度でタイムリーに連携する自動仕訳ツールですが、ERP切替えを円滑化するツールの一つとしてTISが提案していました。その当時、配賦処理に対応していませんでしたが、新機能として加えられないかTISに相談いただき対応することとなりました。まず、配賦の一パターンである本社経費や共通経費をプロジェクトごとに割り当てる共通費配賦処理の機能を「会計処理エンジン」に組み込み、実現性を検証した結果、セガサミーの希望どおりの配賦処理の結果が得られ正式に採用が決定しました。
■導入
TISが経理担当者を含むセガサミーのチームから詳細な会計ルールをヒアリングし、セットアップする手順で導入が進められました。
今回目標とした「会計処理エンジン」の役割は、毎月ERPから出力した会計データを蓄積し、最大の課題であった複雑な配賦処理を行った後、仕訳データを生成し、再度ERPへ連携するものです。(イメージ図参照)。
なお配賦率は毎月変動するため、運用開始後の配賦ルールや仕訳ルールの変更はセガサミー社内で行うこととなりました。「会計処理エンジン」はノンプログラミングで設定ができるため、このような運用の内製化に適しています。
こうしてERPへの移行が完了する2022年8月のタイミングに合わせて、「会計処理エンジン」とのデータ連携がスタートしました。
■導入効果
運用を始めて約1年、「会計処理エンジン」の導入メリットは以下の通りです。
1. 信頼性の高い自動会計処理で経理業務の工数を低減し、社内の人的稼働とIT投資を抑制。
2. ERPに影響を与えずに配賦処理を実現できたため、将来のERPのバージョンアップやSaaS型ERPへの移行が容易になり、環境変化対応力を強化。
■セガサミーホールディングス株式会社 ITソリューション本部 グループシステム開発部 プロフェッショナル 五十嵐 学氏コメント
「要望にかなう配賦機能を先回りで追加開発していただけたように、TISは会計業務やERPの知識が非常に豊富。ここまでの対応を実現できるSIerは多くないと思います。また、ERP製品の知識にも長けており、要望をこと細かく説明しなくても理解いただき、意思疎通がとてもスムーズでした。特に、会計業務に精通したメンバーが常駐し、伴走型で支援してくれたおかげで、不安なく導入を進められました。テスト段階で問題が発生した時は、その場で直接TISと相談し解決策を考えていくことが、スピーディーな導入につながったと思います。今後、会計業務に限らずグループ全体の業務効率化につながる開発案件で、信頼できるベンダーとして相談に乗っていただきたいと思います」。
本件の詳細は以下URLもご参照ください。
https://www.tis.jp/casestudy/casestudy_157.html
■ACTIONARISE「会計処理エンジン」について
「会計処理エンジン」は、会計明細データや取引データなどのトランザクションデータを収集し保存、自動仕訳、債権・債務データ自動生成などの会計処理を高速で行い、周辺システムへ連携するソリューションです。これらすべての処理をノーコードで実現することができます。
詳細はURL:https://www.tis.jp/service_solution/automaticje/をご参照ください。
■「ACTIONARISE」について
TISの「ACTIONARISE」は、データで企業の成長と競争力の強化を実現する経営管理サービス群です。経営に必要なデータの生成から適切な収集・整理、データに基づく経営判断とアクションの定着まで、スピーディーかつ確実なデータドリブン経営への変革をご支援します。
サービス詳細はhttps://www.tis.jp/branding/actionarise/をご参照ください。
■セガサミーホールディングス株式会社について
セガサミーホールディングス株式会社は、総合エンタテインメント企業グループ“セガサミーグループ”の持株会社として、グループの経営管理および附帯する業務を行っています。
「感動体験を創造し続ける~社会をもっと元気に、カラフルに。~」をMission/Purposeに掲げるセガサミーグループは、ゲームコンテンツから映像、トイに至るまで多種多様な“遊び”を提供する「エンタテインメントコンテンツ事業」、ぱちんこ・パチスロの開発から販売までを手がける「遊技機事業」、統合型リゾートの運営およびカジノ機器の開発等を手掛ける「ゲーミング事業」の3つの事業を軸に、エンタテインメントを通じて世界中のあらゆる人に感動体験を提供し続けています。
詳細はURL:https://www.segasammy.co.jp/ja/をご参照ください。
TIS株式会社について(https://www.tis.co.jp/)
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客様のあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客様と共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。
TISインテックグループについて
TISインテックグループは、国内外グループ2万人を超える社員が『ITで、社会の願い叶えよう。』を合言葉に、「金融包摂」「都市集中・地方衰退」「低・脱炭素化」「健康問題」を中心とした様々な社会課題の解決に向けてITサービスを提供しています。デジタル技術を駆使したムーバーとして新たな価値を創造し、人々の幸せと持続可能な豊かな社会の実現に貢献します。
※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
◆本サービスに関するお問い合わせ先
TIS株式会社 デジタルイノベーションマーケティング部
E-mail:marke_mb@pj.tis.co.jp
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