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前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2022/09/08 05:30

インフォネ <4444>  873円 (+150円、+20.8%) ストップ高

 インフォネット <4444> [東証G]がストップ高。6日の取引終了後、サイバーセキュリティー専門企業のセキュアブレイン(東京都千代田区)と業務提携し、セキュアブレインの「GRED(グレッド)Web改ざんチェック Cloud」の提供を開始したと発表しており、これが好感された。「GRED Web改ざんチェック Cloud」は、一般のWEB閲覧と同じようにインターネット側からコンテンツをチェックするため、サーバー側の監視では見つけることができない改ざんも検知が可能な点が特徴。独自開発の検知エンジンが、コンテンツのさまざまな要素を解析するので、多様なパターンの改ざんを検知するという。インフォネットでは、「GRED Web改ざんチェック Cloud」をオールインワン商用コンテンツ管理システム「infoCMS」利用顧客に提供することで、より安心・安全なWEBサイト運営が可能になるとしている。

エンバイオH <6092>  735円 (+100円、+15.8%) ストップ高

 エンバイオ・ホールディングス <6092> [東証G]がストップ高。6日の取引終了後、子会社エンバイオ・エンジニアリングが開発した浄化技術の事業計画について、経済産業大臣と環境大臣から「微生物によるバイオレメディエーション利用指針」に適合していることが確認され、商業利用が可能になったと発表。これを材料視した買いが膨らんだようだ。コストの高い掘削除去工法を選択せざるを得ない塩素化エチレン類汚染土壌・地下水の現場に対して活用していくという。今後3年間において、同件に伴う連結売上高の増加見込みは直前連結会計年度の連結売上高の10%未満となる見通し。今期の連結業績に与える影響は軽微としている。

ジェイフロ <2934>  2,522円 (+231円、+10.1%)

 ジェイフロンティア <2934> [東証G]が急反騰。7日午前10時ごろ、 オンライン診療・服薬指導・処方薬配送サービス「SOKUYAKU(ソクヤク)」が、全国で調剤薬局を285店舗展開するマリーングループホールディングス(京都市下京区)に採用されたと発表しており、これが好感された。「SOKUYAKU」は、スマートフォンを活用し、自宅やオフィスにいながらオンライン診療、服薬指導の受診、最短当日中の薬の受け取りを可能にするオンライン診療・服薬指導・処方薬宅配サービス。マリーングループでは、処方箋をネットで送付し、予約受け付けを行うなど患者の利便性を向上させる取り組みを積極的に進めてきたが、更なる利便性の向上を目指し、今回の導入に至ったという。

ウェルネット <2428>  588円 (+49円、+9.1%)

 東証プライムの上昇率トップ。ウェルネット <2428> [東証P]が急反発、年初来高値更新した。6日の取引終了後、これまで未定としていた23年6月期業績予想を発表。売上高を前期比3.9%増の93億円、純利益を同12.8%増の6億円と増収増益となる見通しを示しており、これが好感されたようだ。配当予想も前期比増額の16円(前期14円13銭)を見込む。 新型コロナウイルスに関連して、国内における人の移動が一定程度回復するとの見込みを前提としている。あわせて、25年6月期を最終年度とする中期経営計画を発表。最終年度に売上高136億円、純利益10億円とする目標を掲げた。

ツクルバ <2978>  937円 (+70円、+8.1%)

 ツクルバ <2978> [東証G]が急反発。6日の取引終了後、集計中の22年7月期の単独業績について、売上高が24億5000万円から27億6600万円(前の期比70.3%増)へ、営業損益が8億9000万円の赤字から7億7300万円の赤字(前の期3億5800万円の赤字)へ、最終損益が9億1100万円の赤字から8億2200万円の赤字(同4億8200万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。主力事業であるカウカモ事業で仲介取引が堅調に推移したとともに、仕入販売取引が想定以上に伸長したことが要因。また、仕入販売取引に伴う売上総利益の伸長に加え、期中より取り組んできたコスト改善により販管費が抑制されたことも寄与した。

シノプス <4428>  1,331円 (+91円、+7.3%) 一時ストップ高

 シノプス <4428> [東証G]が続急伸、一時ストップ高となった。6日の取引終了後、西友(東京都北区)に需要予測型自動発注サービス「sinops-CLOUD」を提供することが決定したと発表しており、これが好感された。「sinops-CLOUD」は、流通業向けのさまざまな人工知能(AI)サービスを1カテゴリー・1機能・1店舗から、必要な機能を必要なときに低価格で利用できる完全クラウドサービス。今回は店舗の発注人時の効率化や本部での店舗在庫のコントロールしやすさなどが評価され採用されたとしており、各店舗の日配食品・加工食品・日用品など幅広いカテゴリーの発注業務の効率化・最適化のほか、需要予測データや特売情報を活用した物流センターにおける在庫最適化を図るという。なお、今秋よりデータ検証を実施し、23年7月ごろから全店舗に順次導入される予定だ。

シダックス <4837>  608円 (+32円、+5.6%)

 シダックス <4837> [東証S]が急反発。7日付の日本経済新聞朝刊で「外食大手のコロワイドが、シダックスに給食などフードサービス事業の買収を提案したことが6日、わかった」と報じられており、TOBを巡る争いが激しくなり、TOB価格が引き上げられるとの思惑から買われたようだ。シダックスにはオイシックス・ラ・大地 <3182> [東証P]が最大33.34%の株式取得を目指しTOBを実施しているが、シダックスはこれに反対意見を表明していた。報道に対してコロワイド <7616> [東証P]は、「提案を行っていることは事実だが、現時点で開示すべき事項はない。今後、開示すべき事実が発生した場合は、速やかに公表する」とのコメントを発表している。

■イワキ <6237>  1,286円 (+35円、+2.8%)

 イワキポンプ <6237> [東証P]が反発。全般地合い悪に抗して買い優勢の展開で連日の年初来高値の更新となった。株価は8月26日にマドを開けて大陽線を示現したが、その後も順調に下値を切り上げる異彩の強調トレンドを形成している。ケミカルポンプの専業メーカーで、半導体や水処理、医療用向けなど多岐にわたる業界で旺盛な需要を獲得している。足もとの業績は絶好調で22年4-6月期は営業利益段階で前年同期比2倍となる7億4400万円と急拡大した。PER11倍前後と割高感に乏しく、長期波動では20年1月につけた高値1310円が上値のフシとして意識される。

SEHI <9478>  214円 (+5円、+2.4%)

 SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ <9478> [東証S]が続伸。6日の取引終了後、23年3月期の期末一括配当予想を2円から2円50銭へ増額修正すると発表したことが好感された。なお、前期実績は2円だった。

ホトニクス <6965>  5,960円 (+110円、+1.9%)

 浜松ホトニクス <6965> [東証P]が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が6日付で投資判断「オーバーウエイト」を継続し、目標株価を9600円から1万円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、高水準の設備投資継続により償却負担は増加傾向にあるが、医用・バイオ機器、分析機器を中心に安定的な利益成長が続くと予想。22年9月期第3四半期末時点での受注残高は連結で約950億円と上期末時点を上回る過去最高水準にあり、連結受注残高だけで来期23年9月期の同社売上高予想2134億円の44.5%程度に相当し、堅調な業績が継続すると予想している。

ツルハHD <3391>  7,690円 (+140円、+1.9%)

 ツルハホールディングス <3391> [東証P]が3日ぶりに反発。SMBC日興証券が6日付で、投資評価「3」を継続し、目標株価を6700円から7400円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。22年5月期第4四半期の同証券予想に対する下振れを踏まえ、23年5月期の営業利益予想を443億円から428億円へ、24年5月期を同457億円から443億円へ減額したが、増益に回帰することや配当性向の引き上げ発表以降、配当利回りをも加味した株価形成となっている点などを踏まえて目標株価を引き上げたとしている。

JBR <2453>  723円 (+13円、+1.8%)

 ジャパンベストレスキューシステム <2453> [東証P]が5日ぶりに反発。7日午前11時ごろ、伊藤忠商事 <8001> [東証P]と売買基本契約を締結し、家庭で使用されていない携帯電話端末の回収事業における提携を開始したと発表した。携帯端末の回収を通じて、限りある資源の有効活用による持続可能な社会の発展に貢献することを目指すとしている。

広済堂HD <7868>  1,250円 (+20円、+1.6%)

 広済堂ホールディングス <7868> [東証P]が4日続伸。6日の取引終了後、子会社の東京博善が、TSO International(東京都新宿区)が主催してきた葬祭業界における国内最大の展示会「エンディング産業展」事業を譲り受けると発表しており、これが好感された。今回の事業譲受により同展示会を東京博善が主催することで、東京博善の収益向上や葬祭業界における認知、ブランディングの向上に資するものと判断したという。譲受日は10月3日を予定しており、今後の「エンディング産業展」は東京博善が主催し、TSO Internationalが展示会開催のノウハウを提供する形で共催、運営のサポートをするという。なお、同件が23年3月期連結業績に与える影響は軽微としている。

MSコンサル <6555>  628円 (+9円、+1.5%) 一時ストップ高

 MS&Consulting <6555> [東証S]が反発。7日、100円ショップ「ダイソー」を展開する大創産業(広島県東広島市)が顧客満足度覆面調査「ミステリーショッピングリサーチ」を導入したと発表した。国内のダイソー店舗3150店で導入されることになったことから、これを受けて業績への貢献を期待した買いが急速に集まった。

きんえい <9636>  3,190円 (+35円、+1.1%)

 きんえい <9636> [東証S]が上伸。6日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(2-7月)単独業績について、売上高が16億2000万円から16億2400万円(前年同期比12.9%増)へ、営業利益が6000万円から1億100万円(同8.6%増)へ、純利益が4000万円から8400万円(同82.6%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好材料視された。部門別業績管理の徹底により、諸経費全般にわたって抑制に努めたことが奏功した。また、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた大阪府からの休業要請に応じたことなどで受領した協力金を特別利益に計上したことも寄与した。

ディディエス <3782>  92円 (+1円、+1.1%)

 ディー・ディー・エス <3782> [東証G]が反発。6日の取引終了後、同社の「多要素認証基盤EVE MA」が、Sky(東京都港区)の「SKYDIV Desktop Client」と連携すると発表しており、これが好感された。これにより、テレワーク時の社内データの漏洩リスクを軽減する仮想環境を、生体認証(指紋、顔、静脈)や所持認証(ICカード、ワンタイムパスワード)などを用いる多要素認証で安全かつ便利に利用できるとしており、業績への貢献が期待されている。

TIS <3626>  4,155円 (+40円、+1.0%)

 TIS <3626> [東証P]が5日続伸し連日で年初来高値を更新。同社は7日、グループのTISがAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)プラットフォーム技術検証サービスを提供開始すると発表しており、これが好感された。同サービスは、TISのAPIプラットフォームを利用してAPI開発や公開後の管理を検証することができるもので、多大な時間・労力を要するAPI化の計画立案や環境準備に手間をかけることなく、API公開や管理の検証作業にいち早く着手できるとしている。

※7日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

配信元: 株探
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