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■業績推移
No.1<3562>のこれまでの業績を振り返ると、売上高は顧客基盤の拡大やラインナップの拡充とともに右肩上がりに増加してきた。特に2021年2月期からの増収率が高いのは、訴求力のある情報セキュリティ機器を手掛けるアレクソンを子会社化したところが大きい。また、利益面でも、付加価値の高い自社企画商材の伸びやストック型収益の拡大とともに営業利益率は上昇傾向にあり、その結果、2022年2月期は売上高・各利益ともに過去最高水準を更新することができた。
財務面でも、自己資本比率は35%~40%水準で安定推移する一方、資本効率を示すROEは常に10%以上(直近では20%水準)を確保しており、同社の財務基盤は安全性及び効率性の両面において良好と言える。
また、キャッシュ・フロー(CF)の状況についても潤沢である。大型のM&Aを実施した2021年2月期を除くと、投資CFの支出額は営業CFの収入額の範囲内に収まっており、現金及び現金同等物の期末残高はおおむね15億円以上の水準を確保してきた。潤沢な手元流動性は、今後のM&Aを含む成長投資のベースになるとの見方ができる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<ST>
No.1<3562>のこれまでの業績を振り返ると、売上高は顧客基盤の拡大やラインナップの拡充とともに右肩上がりに増加してきた。特に2021年2月期からの増収率が高いのは、訴求力のある情報セキュリティ機器を手掛けるアレクソンを子会社化したところが大きい。また、利益面でも、付加価値の高い自社企画商材の伸びやストック型収益の拡大とともに営業利益率は上昇傾向にあり、その結果、2022年2月期は売上高・各利益ともに過去最高水準を更新することができた。
財務面でも、自己資本比率は35%~40%水準で安定推移する一方、資本効率を示すROEは常に10%以上(直近では20%水準)を確保しており、同社の財務基盤は安全性及び効率性の両面において良好と言える。
また、キャッシュ・フロー(CF)の状況についても潤沢である。大型のM&Aを実施した2021年2月期を除くと、投資CFの支出額は営業CFの収入額の範囲内に収まっており、現金及び現金同等物の期末残高はおおむね15億円以上の水準を確保してきた。潤沢な手元流動性は、今後のM&Aを含む成長投資のベースになるとの見方ができる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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