昭栄薬品、前期経常を一転16％増益に上方修正・最高益、配当も8円増額

　昭栄薬品 <3537> [ＪＱ] が4月19日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。18年3月期の連結経常利益を従来予想の3.8億円→4.5億円(前の期は3.8億円)に18.4％上方修正し、一転して15.9％増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.3億円→2億円(前年同期は2.4億円)に50.4％増額し、減益率が43.7％減→15.4％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の45円→53円(前の期は45円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当連結会計年度の業績につきましては、当社グループの事業とかかわりの深い界面活性剤業界の生産・販売活動が概ね堅調に推移したことで、当社グループの主力である化学品事業が比較的好調に推移し、業績に寄与したことで、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を上回る見込みとなりました。

　　当社は、長期的な視野に立ち、業績の向上に努めるとともに将来の事業展開のために必要な内部留保を確保しつつ、株主の皆様に安定した配当を継続して実施していくことを基本方針とし、過年度における1株当たり配当額を基礎に、親会社株主に帰属する当期純利益に対して20％以上の配当性向を目標としております。　当社の期末配当金は基本方針に基づき、1株当たり45円を予想していましたが、上記の通期連結業績予想の修正のとおり、親会社株主に帰属する当期純利益が当初予想を上回ることが見込まれることから、1株当たり配当予想を53円に修正いたします。これにより、平成30年３月期の1株当たり年間配当金は、53円となります。注意事項　上記の業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。