エコナック、前期経常を95％下方修正

　エコナックホールディングス <3521> [東証Ｐ] が4月6日大引け後(17:30)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常損益を従来予想の2億0700万円の黒字→1000万円の黒字(前の期は1億3100万円の赤字)に95.2％下方修正した。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2億6900万円の黒字→7200万円の黒字(前年同期は2800万円の赤字)に73.2％減額した計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　１．修正の理由　　　売上高につきましては、埼玉県比企郡滑川町に新たに「グランピング　テルマー湯」をオープンさせることができたもの　　の当初の予定よりもオープン時期が遅れたこと、予想を超えて客数が伸び悩んだこと、早期に撤退したことなどにより計　　画を246百万円下回りました。　　　また、東京都港区西麻布にあります「サウナ・スパ　テルマー湯　西麻布」につきましても、当初の予定よりもオープン時　　期が遅れており、計画を200百万円下回ることなどにより、連結売上高は前回発表予想を446百万円下回る見通しです。　　　営業損益の面では、「グランピング　テルマー湯」を開業させるにあたり、初期投資費用と想定外の集客数等の影響で　　営業損失が発生したことにより、前回発表予想を214百万円下回り、経常利益も前回発表予想を197百万円下回る見通　　しです。　　　さらに、親会社株主に帰属する当期純利益は、特別利益におきまして「子会社株式売却益」137百万円を計上する見込　　みですが、前回発表予想を39百万円下回る見通しです。２．個別業績における前期実績値との差異が生じた理由　　　当社は、2023年３月期の不動産事業において、連結子会社の株式会社テルマー湯に賃貸している温浴施設の賃貸料　　の改定を行いました。　　　これに伴いまして2023年３月期個別業績の売上高、営業利益、経常利益のそれぞれの見通しが前期実績を上回る見　　込みであるため、業績予想値を公表いたします。　（注）上記予想は、現時点で得られた情報に基づいて算出しております。実際の業績は、今後様々な要因によって異なる　　　可能性があります。