クスリのアオキの１６年５月期は増収営業減益見通し、前期上回る新規出店などで先行費用が負担に

　クスリのアオキ<3398.T>は２６日取引終了後、１６年５月期の単独業績予想を発表しており、売上高１６００億円（前期比１８．５％増）、営業利益７５億９０００万円（同２．４％減）、純利益５２億６０００万円（同０．９％増）と増収、営業減益を見込む。前期の４０店舗を上回る５２店舗の新規出店を行いさらなるドミナント化を進めるほか、ドラッグストア併設調剤薬局の新規開設についても前期（２６薬局）並みの２５薬局を新規に開設する予定で、先行費用が利益を圧迫する見通し。配当は中間・期末各６円２５銭の年間１２円５０銭（前期２２円、ただし５月２１日付で１対２株の株式分割を実施）と実質増配を予定している。
　１５年５月期決算は、売上高１３４９億９４００万円（前の期比１８．０％増）、営業利益７７億７８００万円（同３１．８％増）、純利益５２億１３００万円（同３６．３％増）だった。新規出店・開設のほか、既存店の活性化に注力し２０店舗の全面改装を実施したことなども奏功した。
　なお、同時に発表した月次営業速報で、６月度の既存店売上高は前年同月比７．２％増、全店では同１８．４％増だった。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）