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オープンハウスグループのニュース
日経平均は大幅続伸。383.78円高の27931.78円(出来高概算5億0863万株)で前場の取引を終えている。
国内が祝日で連休の間、米株式市場では過度な警戒感が後退する動きが続いた。急低下していた米10年物国債利回りが1.28%まで反発したことで景気減速懸念が和らいだほか、企業の好決算が相次ぎ今後の業績期待も膨らんだ。NYダウ、ナスダック、S&P500の主要株価3指数は週末にかけて4日続伸し、揃って史上最高値を更新。週末にかけての3日間のダウの上昇率は1.6%、ナスダックは2.3%となった。こうした連休中の米株高を映して週明けの日経平均は442.47円高の27990.47円とギャップアップで始まると、直後には28036.47円まで上昇。しかし、28000円近辺では戻り待ちの売り圧力が強く、まもなく28000円を割り込むと、その後は27900円前後でのもみ合いが続いた。
個別では、第1四半期から好スタートで早々に業績予想を大幅に引き上げた東京製鐵
<5423>が急伸、同じ鉄鋼セクターの日本製鉄<5401>やJFEホールディングス<5411>、神戸製鋼所<5406>なども大幅に上昇している。また、第1四半期の好業績が観測報道で伝わった東レ<3402>、中期経営計画で大幅な収益拡大を掲げた良品計画<7453>なども急伸。根強い需要増への期待にもとづく原油価格の上昇を背景にINPEX<1605>も大幅高。
そのほか、ビットコイン価格の大幅反発を背景にマネックスG<8698>やセレス<3696>なども大きく上昇している。東証1部値上がり率上位では他にデクセリアルズ<4980>、Link-U<4446>、ダブル・スコープ<6619>、テスホールディングス<5074>、ジェイリース<
7187>、オープンハウス<3288>などが入っている。
一方、注目度の高かった日本電産<6594>の第1四半期決算は、営業利益が前年同期比60.3%増の446億円と、前四半期比でも増益を確保。市場予想も30億円程度上振れた。
しかし、精密小型モータのほか、注力している車載が前四半期比で減益となったほか、計画値が据え置きとなったことで、業績期待の高い銘柄としてはサプライズは限定的と捉えられたもよう。株価は朝高後には一転して売りに押されて下落している。
そのほか、第1四半期営業利益は前年同期比9.3%増の127億円となったオービック<4684>は、先に同1割増の130億円弱になったとの観測報道が伝わっていたこともあり、出尽くし感から売りが先行。OBC<4733>も第1四半期営業利益は同26.3%増とほぼ市場予想と同水準で着地、年間配当も10円増額したが物足りなさから大幅に下落した。
セクターではほぼ全面高となっており、鉄鋼、繊維製品、鉱業などが上昇率上位に並んでいる。一方、電気・ガス業のみが下落している。東証1部の値上がり銘柄は全体の86%、対して値下がり銘柄は10%となっている。
連休明けの日経平均は依然上値の重い展開が継続。最高値更新を続ける欧米市場とは反対に上値切り下げを続ける日本株の独歩安の動きは今年2月下旬からのことで、週明けの戻りの鈍さはある程度想定していたが、28000円すらも維持できない動きを見て改めて弱さを感じる。
先日の安川電機<6506>の決算後の動きに続き、本日の日本電産の動きを見ても、当面日本株の上値は重いと想定しておいた方がよいだろう。日本電産の決算は完璧とはいえないものの、総じて良い内容だった。前四半期比で減収減益となった精密小型モータや車載向けも部材ひっ迫によるところが大きく、ネガティブ視する必要はなさそうなうえ、前回の本決算発表以降、株価は長らく調整していただけに、見直し買いが入ってもおかしくはなかった。前回決算発表時と同様、大きく積み上がったままの信用買い残が示す期待値の高さを超えることができなかったということか。
東京五輪が開幕され、今のところは感染者数が急増することもなく、大会は順調に進捗している。日本人のメダル獲得もすでに多く報告されており、明るいニュースも増えてきている。しかし、ワクチン接種のスピードが減速しているなかでの今後の新型コロナウイルスの感染動向など不透明要素は依然くすぶったままだ。
今週からは日本企業でも4-6月期決算発表がいよいよ本格化するが、製造業については、先んじて発表されている安川電機、日本電産の株価反応を見る限り、なかなか先回り買いは期待しづらいだろう。27日からは米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれることもあり、当面はこれまで通り、様子見ムードが継続しそうだ。
こうした中、投資家は決算を見極めたうえでの個別株物色に専念するしかないだろう。その際には、市場の期待値が高すぎないもの、それを示唆している信用残の動向なども参考に銘柄選びをするとよいかもしれない。また、本当に申し分ない良い決算を発表した銘柄は発表後のエントリーでも十分にリターンを取れるチャンスがある。
地合いがそこまで良くないなか、無理に先回り買いをせず、決算内容を精査したうえで発表後にエントリーすることも一考に値しよう。また、その場合には、株価が急伸してはじまった寄り付き直後にまとめて買うよりは、引けまでの騰勢を確認しつつ分散して投資する戦略が奏功しやすいだろう。
<AK>
国内が祝日で連休の間、米株式市場では過度な警戒感が後退する動きが続いた。急低下していた米10年物国債利回りが1.28%まで反発したことで景気減速懸念が和らいだほか、企業の好決算が相次ぎ今後の業績期待も膨らんだ。NYダウ、ナスダック、S&P500の主要株価3指数は週末にかけて4日続伸し、揃って史上最高値を更新。週末にかけての3日間のダウの上昇率は1.6%、ナスダックは2.3%となった。こうした連休中の米株高を映して週明けの日経平均は442.47円高の27990.47円とギャップアップで始まると、直後には28036.47円まで上昇。しかし、28000円近辺では戻り待ちの売り圧力が強く、まもなく28000円を割り込むと、その後は27900円前後でのもみ合いが続いた。
個別では、第1四半期から好スタートで早々に業績予想を大幅に引き上げた東京製鐵
<5423>が急伸、同じ鉄鋼セクターの日本製鉄<5401>やJFEホールディングス<5411>、神戸製鋼所<5406>なども大幅に上昇している。また、第1四半期の好業績が観測報道で伝わった東レ<3402>、中期経営計画で大幅な収益拡大を掲げた良品計画<7453>なども急伸。根強い需要増への期待にもとづく原油価格の上昇を背景にINPEX<1605>も大幅高。
そのほか、ビットコイン価格の大幅反発を背景にマネックスG<8698>やセレス<3696>なども大きく上昇している。東証1部値上がり率上位では他にデクセリアルズ<4980>、Link-U<4446>、ダブル・スコープ<6619>、テスホールディングス<5074>、ジェイリース<
7187>、オープンハウス<3288>などが入っている。
一方、注目度の高かった日本電産<6594>の第1四半期決算は、営業利益が前年同期比60.3%増の446億円と、前四半期比でも増益を確保。市場予想も30億円程度上振れた。
しかし、精密小型モータのほか、注力している車載が前四半期比で減益となったほか、計画値が据え置きとなったことで、業績期待の高い銘柄としてはサプライズは限定的と捉えられたもよう。株価は朝高後には一転して売りに押されて下落している。
そのほか、第1四半期営業利益は前年同期比9.3%増の127億円となったオービック<4684>は、先に同1割増の130億円弱になったとの観測報道が伝わっていたこともあり、出尽くし感から売りが先行。OBC<4733>も第1四半期営業利益は同26.3%増とほぼ市場予想と同水準で着地、年間配当も10円増額したが物足りなさから大幅に下落した。
セクターではほぼ全面高となっており、鉄鋼、繊維製品、鉱業などが上昇率上位に並んでいる。一方、電気・ガス業のみが下落している。東証1部の値上がり銘柄は全体の86%、対して値下がり銘柄は10%となっている。
連休明けの日経平均は依然上値の重い展開が継続。最高値更新を続ける欧米市場とは反対に上値切り下げを続ける日本株の独歩安の動きは今年2月下旬からのことで、週明けの戻りの鈍さはある程度想定していたが、28000円すらも維持できない動きを見て改めて弱さを感じる。
先日の安川電機<6506>の決算後の動きに続き、本日の日本電産の動きを見ても、当面日本株の上値は重いと想定しておいた方がよいだろう。日本電産の決算は完璧とはいえないものの、総じて良い内容だった。前四半期比で減収減益となった精密小型モータや車載向けも部材ひっ迫によるところが大きく、ネガティブ視する必要はなさそうなうえ、前回の本決算発表以降、株価は長らく調整していただけに、見直し買いが入ってもおかしくはなかった。前回決算発表時と同様、大きく積み上がったままの信用買い残が示す期待値の高さを超えることができなかったということか。
東京五輪が開幕され、今のところは感染者数が急増することもなく、大会は順調に進捗している。日本人のメダル獲得もすでに多く報告されており、明るいニュースも増えてきている。しかし、ワクチン接種のスピードが減速しているなかでの今後の新型コロナウイルスの感染動向など不透明要素は依然くすぶったままだ。
今週からは日本企業でも4-6月期決算発表がいよいよ本格化するが、製造業については、先んじて発表されている安川電機、日本電産の株価反応を見る限り、なかなか先回り買いは期待しづらいだろう。27日からは米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれることもあり、当面はこれまで通り、様子見ムードが継続しそうだ。
こうした中、投資家は決算を見極めたうえでの個別株物色に専念するしかないだろう。その際には、市場の期待値が高すぎないもの、それを示唆している信用残の動向なども参考に銘柄選びをするとよいかもしれない。また、本当に申し分ない良い決算を発表した銘柄は発表後のエントリーでも十分にリターンを取れるチャンスがある。
地合いがそこまで良くないなか、無理に先回り買いをせず、決算内容を精査したうえで発表後にエントリーすることも一考に値しよう。また、その場合には、株価が急伸してはじまった寄り付き直後にまとめて買うよりは、引けまでの騰勢を確認しつつ分散して投資する戦略が奏功しやすいだろう。
<AK>
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