ユニゾＨＤ、今期経常を52％下方修正

　ユニゾホールディングス <3258> が3月11日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の82億円→39億円(前期は117億円)に52.4％下方修正し、減益率が30.5％減→66.9％減に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の284億円→490億円(前期は119億円)に72.5％上方修正し、増益率が2.4倍→4.1倍に拡大し、従来の7期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の41.8億円の黒字→1.1億円の赤字(前年同期は51億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　急速な事業環境の変化に伴いキャピタルリサイクリングの規模を拡大した結果、親会社株主に帰属する当期純利益が増加する一方で、連結売上高、連結営業利益、連結経常利益の減少が見込まれるため。なお、固定資産売却関連損益を含め、特別利益として102,300百万円、特別損失として26,900百万円を見込んでいる。(注)キャピタルリサイクリングとは、リスク耐性の向上及び収益性の改善を目的として物件の入替えを行うことをいう。