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イントランスのニュース
■イントランス<3237>の業績動向
1. 2019年3月期第3四半期の業績概要
2019年3月期第3四半期は、売上高が前年同期比19.3%増の2,612百万円、営業利益が同1,857.0%増の431百万円、経常利益が428百万円(前年同期は5百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が177百万円(前年同期は11百万円の損失)となり増収増益となった。
売上面では、2018年9月に蓮田ショッピングセンターを売却したことが寄与して大きな増収となった。この不動産は、2015年に商業事業者へ保有不動産を転貸する蓮田ショッピングセンターをM&Aして入手したもので、これまで安定的な賃料収入を確保してきた。ソリューション事業では蓮田ショッピングセンターの売却により賃料収入がはく落したため減少となったが、ソリューション事業売上高の大半を占める和歌山マリーナシティの配当金は堅調である。
利益面でも、蓮田ショッピングセンター保有固定資産売却の貢献が大きい。プリンシパルインベストメント事業のセグメント利益583百万円からすると、大きな売却益があったものと推測できる。ソリューション事業の利益は堅調、その他事業(大多喜ハーブガーテン)は台風や猛暑などの天候要因もあったためわずかに赤字ながら、収支均衡に近づいている。
高い財務の安全性。現預金が増加し、仕入れ余力を蓄えた状態
2. 財務状況と経営指標
2019年3月期第3四半期末の総資産は前期末比397百万円減の5,633百万円となった。そのうち流動資産は57百万円の増加であり、主な増加は現預金の594百万円増であり、主な減少は販売用不動産の603百万円減である。2018年9月に実施された蓮田ショッピングセンター売却の影響が大きい。そのうち固定資産は455百万円の減少であり、契約関連無形資産の減少が主な要因である。現預金の残高は2,324百万円である。
負債合計は前期末比575百万円減の2,500百万円となった。そのうち流動負債は554百万円増加し、短期借入金や未払法人税等の増加が主な要因である。固定負債は1,129百万円減少であり、長期借入金の減少が主な要因である。
安全性に関する経営指標(2018年12月末)では、流動比率は421.9%、自己資本比率は55.6%となっており、財務の安全性が業界内でも高い。現預金が増加し、今後の成長に向けた仕入れ余力を十分蓄えた状態であると言えるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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1. 2019年3月期第3四半期の業績概要
2019年3月期第3四半期は、売上高が前年同期比19.3%増の2,612百万円、営業利益が同1,857.0%増の431百万円、経常利益が428百万円(前年同期は5百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が177百万円(前年同期は11百万円の損失)となり増収増益となった。
売上面では、2018年9月に蓮田ショッピングセンターを売却したことが寄与して大きな増収となった。この不動産は、2015年に商業事業者へ保有不動産を転貸する蓮田ショッピングセンターをM&Aして入手したもので、これまで安定的な賃料収入を確保してきた。ソリューション事業では蓮田ショッピングセンターの売却により賃料収入がはく落したため減少となったが、ソリューション事業売上高の大半を占める和歌山マリーナシティの配当金は堅調である。
利益面でも、蓮田ショッピングセンター保有固定資産売却の貢献が大きい。プリンシパルインベストメント事業のセグメント利益583百万円からすると、大きな売却益があったものと推測できる。ソリューション事業の利益は堅調、その他事業(大多喜ハーブガーテン)は台風や猛暑などの天候要因もあったためわずかに赤字ながら、収支均衡に近づいている。
高い財務の安全性。現預金が増加し、仕入れ余力を蓄えた状態
2. 財務状況と経営指標
2019年3月期第3四半期末の総資産は前期末比397百万円減の5,633百万円となった。そのうち流動資産は57百万円の増加であり、主な増加は現預金の594百万円増であり、主な減少は販売用不動産の603百万円減である。2018年9月に実施された蓮田ショッピングセンター売却の影響が大きい。そのうち固定資産は455百万円の減少であり、契約関連無形資産の減少が主な要因である。現預金の残高は2,324百万円である。
負債合計は前期末比575百万円減の2,500百万円となった。そのうち流動負債は554百万円増加し、短期借入金や未払法人税等の増加が主な要因である。固定負債は1,129百万円減少であり、長期借入金の減少が主な要因である。
安全性に関する経営指標(2018年12月末)では、流動比率は421.9%、自己資本比率は55.6%となっており、財務の安全性が業界内でも高い。現預金が増加し、今後の成長に向けた仕入れ余力を十分蓄えた状態であると言えるだろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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