鳥貴族が７月１０日付で東証２部へ市場変更、株式分割と株主優待の拡充も同時に発表

　鳥貴族<3193.T>がこの日の取引終了後、東京証券取引所からの承認を受けて、東証ジャスダック市場から東証２部市場へ市場変更することになったと発表した。同社は「鳥貴族」の単一ブランドで関西圏、東海圏、首都圏の３大都市圏を中心に焼鳥屋をチェーン展開。１５年７月期単独業績は、売上高１７２億６９００万円（前期比１８．２％増）、経常利益９億円（同８．３％増）を見込んでいる。
　また、市場変更にあわせて、２０万株の公募増資と１５万株の売り出し、５万２５００株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表した。これによる手取り概算額（上限）１３億９７６０万９５００円については、全額を直営店の新規出店のための設備資金に充当するという。
　同時に、７月３１日を基準日として１対３株の株式分割を実施すると発表した。さらに、株主優待についても、これまで７月末と１月末の１単元（１００株）以上保有の株主に対して、保有株数に応じて１００株以上２００株未満で１５００円相当の食事優待券、２００株以上で３０００円相当の食事優待券を贈呈していたが、１５年７月末の株主に対しては１００株以上２００株未満で３０００円相当の食事優待券、２００株以上で５０００円相当の食事優待券を贈呈すると発表。株式分割後の１６年１月末時点の株主からは、１００株以上３００株未満で１０００円相当、３００株以上５００株未満で３０００円相当、５００株以上で５０００円相当の食事券を贈呈するとしている。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）