TOKAIホールディングス---「カーボンニュートラルビジョン」を策定

TOKAIホールディングス<3167>は20日、「カーボンニュートラルビジョン」の策定を発表。地球温暖化対策への社会的要請の高まりを受け、環境に配慮したエネルギー機器の普及を進めるとともに、自らの事業活動においても再生可能エネルギーや電気自動車などを活用し、2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指す。

主な策定内容は、1）革新的な技術の導入によるガスのカーボンニュートラル化、2）CO2削減への取り組み、3）脱酸素化の対応を制約やコストではなく、未来に向けた成長の機会と捉えることの3点を挙げている。

1）については、2050年カーボンニュートラルを達成するとしている。また、2）については 2030年に、ガスを利用する顧客の住宅のCO2を17万トン削減(2020年度の家庭向けガスのCO2排出量36万トンの50％に相当)するとし、このうち高効率ガス機器等の普及により7万トンのCO2を削減するとともに、住宅への太陽光発電設置を進め、さらに10万トンのCO2を削減するとしている。また、自らの事業活動から発生するCO2を1.3万トン削減(2020年度のCO2排出量1.8万トンの70％に相当)するという。

3）については、具体的には、再生可能エネルギーに高効率ガス機器や蓄電池を組み合わせた住宅の脱炭素化を推進し、カーボンニュートラルに対応する新しいエネルギー利用を提案することを挙げている。災害対応などのレジリエンスのため、ガスは引き続き重要な役割であることを啓蒙していくという。



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