2,585円
八洲電機のニュース
■JMC <5704> 1,414円 (+300円、+26.9%) ストップ高
JMC <5704> [東証G]がストップ高。急速人気で一気に年初来高値を更新した。20日の取引終了後、大型低圧鋳造設備の導入を完了したと発表しており、今後の受注獲得への期待から買いを集めたようだ。今回の設備導入により、巨大な車体部品を一体成型する技術「ギガキャスト」工法の試作に対応した大型鋳造部品の受注が可能になる。10月から稼働する。
■プロカン <9246> 2,533円 (+500円、+24.6%) ストップ高
プロジェクトカンパニー <9246> [東証G]がストップ高。SBIホールディングス <8473> [東証P]が21日午前11時30分ごろ、同社と資本・業務提携に向けた検討を開始すると発表しており、好材料視された。今回の資本・業務提携の検討は、提携関係を強化することにより、拡大する顧客基盤に対応した外部クレジットカード・会員カード活用によるポイント還元サービスや暗号資産取引など各種サービスの強化や、より良い顧客サービスの提供を図るのが狙い。SBIは9月20日時点でプロカン株式55万2600株を保有しているが、新たに30万株の取得枠を設定しており、上限まで株式を取得した場合の議決権保有割合は15.15%となる予定としている。
■サンウェルズ <9229> 2,673円 (+289円、+12.1%)
サンウェルズ <9229> [東証G]が3日ぶり急反騰。同社はパーキンソン病専門の有料老人ホーム「PDハウス」を中心に介護サービス事業を展開している。PDハウスへの入居希望者が多く高稼働状態にあり、業績は会社側の想定を上回って推移している。20日取引終了後、24年3月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来見通しの29億4700万円から33億5300万円(前期比2.3倍)に大幅増額しており、これを好感する買いを呼び込んだ。また、好業績を背景に株主還元も強化し、今期の年間配当を従来計画の10円から12円に上方修正した。更に中期経営計画の見直しも発表、最終年度の26年3月期の営業利益を従来の59億9000万円から73億6500万円に大幅に引き上げており、これらを材料視する買いが集中した。
■DDグループ <3073> 1,930円 (+190円、+10.9%)
東証プライムの上昇率トップ。DDグループ <3073> [東証P]が急反騰。同社は首都圏中心にカフェやレストラン、居酒屋など複数の飲食店業態を展開。コロナ禍の行動制限緩和に伴う人流回復を追い風に業績は好調で、第1四半期(3-5月)決算は大幅増収、営業黒字転換を達成。同決算とあわせ、通期見通しの上方修正も行っている。好業績を背景に株価は上昇トレンドを突き進んでいる。21日は、いちよし経済研究所による新規格付けを手掛かりに上げ足を一段と加速させている。
■スリーエフ <7544> 400円 (+27円、+7.2%) 一時ストップ高
スリーエフ <7544> [東証S]が続急伸、一時ストップ高となった。21日午後2時ごろ、24年2月期連結業績予想について、売上高を133億円から135億円(前期比2.2%増)へ、営業利益を3億3000万円から5億9000万円(同3.9倍)へ、最終利益を3000万円から1億1500万円(前期1億6400万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。人流が予想通りに回復したことに加えて、高粗利商品の販売が好調であったことから加盟店からのロイヤルティー収入が増加したことが要因。また、光熱費の高騰が計画と比較して落ち着いていたことで販管費も減少する見込みとしている。
■八洲電機 <3153> 1,378円 (+89円、+6.9%)
東証プライムの上昇率4位。八洲電機 <3153> [東証P]が急反発。20日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を29億円から33億円(前期比18.1%増)へ、純利益を20億円から21億円(同9.6%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は620億円(同2.9%増)の従来見通しを据え置いたものの、プラント事業を中心に老朽設備の維持・保全案件などの大型工事案件が好調に推移し、付加価値の高いエンジニアリング案件に注力したことで売上総利益率が改善しているという。
■中発条 <5992> 827円 (+46円、+5.9%)
東証プライムの上昇率7位。中央発條 <5992> [東証P]が続急伸。トヨタ系列の自動車部品会社が軒並み人気化の経緯をたどっており、相対的に出遅れていた同社株にも物色の矛先が向いた。同社は自動車用ばねを手掛けるが、筆頭株主であるトヨタ自動車 <7203> [東証P]向けの売上比率が約6割を占めている。半導体不足解消に伴う自動車生産の回復を追い風に、業績も24年3月期は本業のもうけを示す営業利益が前期比3.7倍の13億円予想と急拡大する。PBRは0.3倍前後と依然として超割安圏にあり、水準訂正狙いの買いを引き寄せた。
■東電HD <9501> 721.1円 (+34.8円、+5.1%)
東証プライムの上昇率10位。東京電力ホールディングス <9501> [東証P]が急反発。米連邦公開市場委員会(FOMC)後に米国の長期金利が4.4%台に上昇したことを受け、東京市場ではグロース株からバリュー株に投資資金をシフトさせる傾向が鮮明となっており、同社株をはじめとする電力株は資金の受け皿となったようだ。また、SMBC日興証券は20日、東電HDの目標株価を370円から510円に引き上げた。投資評価は「3(アンダーパフォーム)」を据え置いた。来期の業績について、電気料金の見直しや、石炭価格の前提の引き下げの影響などを考慮し、営業利益の予想を330億円から2370億円に増額修正した。
■イチネンHD <9619> 1,442円 (+61円、+4.4%)
イチネンホールディングス <9619> [東証P]が大幅反発。20日の取引終了後、24年3月期の配当予想について、中間・期末各25円の年50円から中間30円・期末25円の年55円(前期50円)に増額修正したことが好感された。
■Kudan <4425> 1,585円 (+65円、+4.3%)
Kudan <4425> [東証G]が大幅続伸。20日の取引終了後、中国の自動運転ソリューション開発会社Whale Dynamic(ホエール・ダイナミック)との間で資本・業務提携に向けた基本合意書を締結したと発表。これを手掛かりに買われた。Kudanはホエール・ダイナミックに対し、24年3月期と25年3月期に総額3億~4億円分の製品ライセンスを販売する。また、両社共同で製品開発の強化や事業開発・マーケティングを推進していく。Kudanはホエール・ダイナミックに5億円(発行済み株式数の約10%を想定)を出資する。来年までに資本・業務提携を締結する予定。
■大和工 <5444> 7,655円 (+243円、+3.3%)
大和工業 <5444> [東証P]が大幅反発。大和証券は20日、同社株の投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は5900円から8400円に見直した。同証券では、24年3月期の連結経常利益予想を825億円(従来684億円)に上方修正した。25年3月期の同利益も774億円(同634億円)に増額した。米国持ち分法事業のニューコア・ヤマトのメタルスプレッドが高水準で維持されている点や為替の円安などを増額要因として織り込み直した。4月に連結配当性向のメドを40%(以前は30%)に引き上げられたほか、株価水準や今後のキャッシュバランス次第では自己株式取得の可能性もあるとみている。
■元気寿司 <9828> 5,310円 (+120円、+2.3%)
元気寿司 <9828> [東証S]が3日続伸。20日の取引終了後、10月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位あたりの金額を引き下げることで投資家がより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大と株式の流動性の向上を図ることが目的という。
■セルシード <7776> 419円 (+9円、+2.2%)
セルシード <7776> [東証G]が反発。20日の取引終了後、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に対し、同種軟骨細胞シート(CLS2901C)の第3相試験の治験計画届書を提出したと発表。開発活動の進展を好感した買いが集まったようだ。変形性膝関節症を持ち、脛骨近位骨切り術の適応となる患者を対象とする。来年早々に被験者登録を開始する予定。秘密保持契約のもと、提携先候補企業との交渉も引き続き行っているとした。
■神奈交 <9081> 3,345円 (+70円、+2.1%)
神奈川中央交通 <9081> [東証P]が反発。20日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想の上方修正を発表した。最終利益はこれまでの12億5000万円から22億9000万円(前年同期比18.2%増)に見通しを引き上げた。減益予想から一転して増益で着地する見込みとなり、好感されたようだ。中間期の売上高は531億円から565億円(同12.8%増)に予想を見直した。定期券利用を中心に旅客需要が想定を上回った。自動車販売事業で、商用車の車両整備台数が増加した影響も予想に反映した。通期の業績予想は据え置いた。
■リケン <6462> 3,605円 (+70円、+2.0%)
リケン <6462> [東証P]が反発。イギリスのスナク首相が20日、ガソリン車とディーゼル車の新車販売を禁止する期限を2030年から35年に先送りすると表明した。自動車のエンジン向けにピストンリングを生産する同社など、内燃機関向けの部品を供給する自動車部品株には、EV(電気自動車)の普及による部品需要の減少のペースが緩和されるとの見方から、株価の支援材料となったようだ。日本ピストンリング <6461> [東証P]やTPR <6463> [東証P]もプラス圏で推移した。
■大栄環境 <9336> 2,196円 (+42円、+2.0%)
大栄環境 <9336> [東証P]が3日ぶり反発。20日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を150万株(発行済み株数の1.50%)、または37億5000万円としており、取得期間は9月21日から来年9月20日まで。株主還元や資本効率の向上を図るほか、経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行を可能とするとともに、企業価値の持続的向上へのインセンティブとしての譲渡制限付株式報酬を将来的に活用するために取得するという。
■群栄化 <4229> 3,480円 (+65円、+1.9%)
群栄化学工業 <4229> [東証P]が4日ぶり反発。20日の取引終了、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を19億円から24億円(前期比44.7%増)へ、純利益を14億円から18億円(同49.9%増)へ上方修正したことが好感された。 半導体市況の回復の遅れや中国経済の悪化などの下振れ要因の影響を織り込み、売上高は320億円から310億円(同1.2%減)へ下方修正したものの、上期にディスプレー向け樹脂や非住宅向け断熱材用樹脂が堅調に推移したことに加えて、価格是正効果や在外子会社の利益改善に取り組んでいることなどが寄与する。
■三菱UFJ <8306> 1,318円 (+17円、+1.3%)
三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> [東証P]が反発。そのほか、三井住友フィナンシャルグループ <8316> [東証P]、みずほフィナンシャルグループ <8411> [東証P]などメガバンクが相次いで年初来高値を更新した。米連邦準備制度理事会(FRB)が20日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を発表した。政策金利は事前の予想どおり据え置かれたものの、FOMCメンバーによる政策金利見通し(ドットチャート)では、23年末の中央値が5.6%に維持され、年内に追加の利上げが行われる水準が示された。FRBがタカ派的な姿勢をみせたとの受け止めもあって、米国の長期金利の指標である新発10年債利回りは4.4%台に上昇した。一方、日本国内では日銀が21日から22日までの2日間、金融政策決定会合を開く。日銀の金融政策を巡る思惑が交錯するなかにあって、米長期金利の上昇が国内金利を一段と押し上げ、銀行の利ザヤ改善につながるとの見方から、 メガバンク株には幅広い投資家の資金が流入したようだ。
※21日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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