内外綿、今期経常を一転50％減益に下方修正

　新内外綿 <3125> [東証２] が10月25日昼(11:40)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の4000万円→500万円(前期は1000万円)に87.5％下方修正し、一転して50.0％減益見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の連結経常損益も従来予想の2000万円の黒字→1800万円の赤字(前年同期は2500万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　(1) 2020年3月期第2四半期(累計) 連結業績予想数値の修正について　　当第2四半期累計期間の業績につきましては、当社グループ紡績部門において、「綿から合繊へのトレンド」に陰り　が見えないことから販売が影響を受け、各産地の需要が大きく減少し、主力の杢糸を中心にした当社商品の売上が　大きく落ち込みました。　　また、タイ販売子会社も海外向け販売の減少やコスト高による収益圧迫、タイバーツ高が響き苦戦が続いています。　　テキスタイル・製品部門においても、市場の環境は厳しい状況が続いていることから、主要顧客の受注オーダー減　少や、ニット部門が得意としている主力のテンセル商品の販売不振が続き、売上の減少に歯止めがかからない状況と　なっています。　　この結果を踏まえ、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益について連結業績予想を　修正いたします。(2) 2020年3月期通期連結業績予想数値の修正について　　通期の業績につきましても、当第2四半期(累計)連結業績数値の修正及び引き続き厳しい市場環境が継続されるこ　とが見込まれるため、当初の予想値を修正するものであります。