ピクセラが急反騰、ファイナンス手掛かりに仕掛け的な買い

　ピクセラ<6731.T>が急反騰。前週２１日、２２日に連続ストップ高で見せ場を作った後、反落したが、「目先筋のふるい落としを経て、きょう前場取引時間中に仕掛け的な買いが入り仕切り直す展開」（市場関係者）となった。Ｏａｋ　キャピタル<3113.T>を割当先に３００万株の第三者割当増資と新株予約権１１万個（普通株式１１００万株）を発行することを発表しており、これが需給相場の発火点となった。Ｏａｋへの第三者割当増資などで調達する資金は手取概算で約１３億５０００万円とみられ、これを債務超過解消や製品開発資金に振り向けることで経営立て直しに対する思惑が広がった。一方、Ｏａｋは投資事業への業態を転換、上場企業向けの成長支援や事業再生に向けた資本政策の支援を行い、昨年来、支援した銘柄の株価が急動意した実績が注目されている。

ピクセラの株価は１２時３５分現在１９９円（△３０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）