日東紡、今期経常を17％下方修正、配当は10円増額

　日東紡績 <3110> [東証Ｐ] が2月7日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比16.4％増の69.5億円に伸びた。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の66億円→55億円(前期は80.6億円)に16.7％下方修正し、減益率が18.2％減→31.8％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の3.9億円の黒字→7億円の赤字(前年同期は41.6億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　同時に、今期の年間配当を従来計画の45円→55円(前期は45円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比63.8％減の7.5億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の8.2％→5.7％に悪化した。

株探ニュース